ahamo(アハモ)と他社の料金・サービス比較表と注意点まとめ

ドコモが仕掛けた格安大容量プラン「ahamo(アハモ)」について、料金・サービスを競合他社の類似プランと比較しておきます。

正直なところ、「どれだけ ahamo が凄いのか」を説明するだけの表になってしまった気がしますが、この事実をベースに、他社がどういった対抗プランを発表してくるのかが楽しみです。

また、最後に ahamo の注意点とどんな人にオススメなのか、もまとめておきます。

ahamoと他社プランの比較

ahamoと他社のプランの比較表は以下のとおりです。(2020年12月7日時点)

ahamo
(アハモ)
楽天モバイル UQ mobile Y!mobile
プラン名ahamoRakuten
UN-LIMIT V
スマホプランVシンプル20
月額料金
(税別)
2,980円2,980円3,980円4,480円
割引なし1年間無料(300万名のみ)UQ家族割
(2回線目以降-500円)
不明
月間通信量20GB楽天:無制限(10GB/日)
auローミング:5GB
20GB20GB
制限後
速度
(最大)
1Mbps楽天:3Mbps
auローミング:1Mbps
1Mbps1Mbps
低速モードなしなし
(auローミングエリアのみ「データ制限モード」有り)
不明不明
データ
繰越し
なしなし不明不明
追加通信料500円/1GB500円/1GB200円/100MB
500円/500MB
(※未確認)
不明
海外での通信82の国・地域で追加料金なし
(20GB枠内)
66の国・地域で追加料金なし
(ただしローミング5GB枠内)
不明不明
通話料5分以内/回無料
(以降20円/30秒)
アプリ通話のみ無料
(アプリ外通話は20円/30秒)
20円/30秒10分以内/回無料
(以降20円/30秒)
通話
オプション
かけ放題:1,000円国際通話かけ放題:980円60分/月:500円
10分/回:700円
かけ放題:1,700円
不明
新規契約
手数料
0円0円3,000円3,000円
MNP転出
手数料
0円0円3,000円3,000円
エリアドコモ5G/4G
(FOMA利用不可)
楽天 4G/5G
+ パートナーエリア
au 4G
(非VoLTE音声は3G)
ソフトバンク 4G
契約場所ネットのみ
(専用アプリ)
ネット/実店舗ネット/実店舗ネット/実店舗
開始日2021年3月提供中2021年2月以降2020年12月下旬

※ 楽天モバイルのMNP転出手数料は、2020年11月4日午前9時以降、0円となっています。

どんな人にahamoはオススメか?

ということで、ただただ ahamo のコストパフォーマンスの圧倒的さが光るだけの表となってしまいましたが、ahamo にも制約はあります。

具体的には以下のような悪い点があります。

  • キャリアメールがない
  • ファミリー割引なし(家族間無料通話も無し)
  • 「みんなドコモ割」の対象外
  • 契約者の年齢が20歳以下
  • 支払い方法が口座振替かクレジットカード払いのみ
  • 一括請求払い不可(少なくとも2021年4月以前は)
  • サポートがアプリ・チャットのみ

そのため、ahamo をオススメできるのはこんな人かと思います。

  • Gmail をある程度使える
  • 本人か家族がモバイル・ネットにある程度詳しい
  • 契約、解約手続き、サポートを専用アプリからセルフサービスで行える
  • 端末が1台壊れたくらいではネット生活に支障がない
  • 口座維持やクレジットカードの与信に問題がない
  • 通話をあまり使わない(5分間/回の無料通話で十分な人)
  • 外出先で動画(YouTube など)を日常的に高画質モードで見ない、アップロードしない
  • 3回線分の「みんなドコモ割」「ドコモ光セット割」などの割引サービスの恩恵を受けていないか、現行のドコモなどの料金体系に満足していない

こうやって列挙すると大仰ですが、こういう人は少なくないと思われます。

解約が専用アプリからできる利点

セルフサービスといえば、解約を専用アプリでできるのは明らかな利点です。というのも、現状、ドコモの解約は店頭受け付けのみとなっており、むしろアプリで解約できた方が各段に便利だからです。

特にコロナ以降、ドコモの窓口は事前予約が必要となったせいもあり、少なくとも都市部では、以前のように窓口で即日解約できる事は稀になってしまいました。

アプリから簡単に解約できるのであれば、契約のハードルも低くなるというものです。

他プランを選ぶ理由がない

ということで、ahamo の強さは圧倒的です。

月間 20 GB 以上使う人や、Rakuten Link アプリの通話無料狙いの人なら楽天モバイルを選ぶケースもありそうですが、正直なところ、そんな顧客ばかりに残られても、楽天モバイルも可哀そうです。

他社の現状プランは楽天モバイルよりも厳しい状態で、よほどのルーラルでエリア上の理由でもない限り、UQ mobile や Y!mobile をあえて選ぶ理由は少ないように思います。

「ahamo」は、間違いなく携帯業界のゲームチェンジャーとなります。これを受けて競合各社がどんな対抗プランを出してくるのか、今からとても楽しみです。

あと、個人的に気になっているのは ahamo の支払い方法としてdカード以外のクレジットカードを使えるか、という点です。ドコモは携帯料金の支払い方法として、他社クレジットカードを歓迎していない気がして。

ただ、ahamo が「dカードお支払割」の適用外となるなら、ahamo ユーザーに支払い方法の自由があってもおかしくはない、とは思う所です。

ソース:

Hatena Pocket Line

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