Kyash、1%利息の「残高利息」リリースを一旦中止。ポイント改悪は続行

Kyash は、2020年12月8日から開始予定としていた「残高利息」サービスのリリースを中止し、サービス名称及び内容を見直すと発表しました。

「残高利息」とは、銀行口座などからプリペイド型カード「Kyash」へ入金した残高に対し、年利換算で1%分のKyashバリューを毎月付与するサービス。12月1日付けで発表され、8日よりサービス開始予定としていましたが、直前の7日になって急遽リリース中止の流れとなりました。

Kyash から発表された「残高利息」の中止理由は以下のとおり。

各方面より大変多くの反響をいただき、当初想定していなかった混乱が生じる懸念があることなどを踏まえ、予定していた12月8日(火)からのサービスリリースを一旦中止し、サービス名称及び内容を見直すことといたしました。

「混乱が生じる懸念」の具体的な内容は明らかにされていません。

「残高利息」サービス開始を見越してあらかじめ銀行口座などから入金したユーザーに対しては、別途、Kyash 側から近日中に案内を出す予定とのことです。

なお、Kyash では、本人確認アカウントであれば銀行への残高出金が可能となっています。

「残高利息」サービスとあわせて発表された Kyash Card などのポイント還元上限の引き下げ(改悪)については、予定どおり 12月11日から実施するとのことです。

Kyash は、単なる決済サービスにとどまらず、新しい金融の世界を意欲的に模索しているようですが、これだけで終わってしまうと従来型の高還元率カードとしての魅力が大きく削がれただけの格好となってしまいます。

見直し後の「残高利息」サービスの内容が注目されそうです。

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