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青色光低減メガネ「JINS PC」(現JINS SCREEN)長期使用レビュー。と、目の話

JinsPC6

今回はブルーライトを低減する度なしメガネ「JINS PC」の長期使用レビューです。

口コミでの評判もよく、ある程度効果を見込んで買ったこのメガネ。実際、その効果は高く、今も愛用しているのですが、長く使っていると感じる色々、もありましたので、今回はそれも書いていきます。

目を酷使しがちな人や睡眠に支障がある人の参考になれば…。

現在は度入り版の「JINS PC カスタム」が発売されています。購入レビューは以下。

記事をお読みいただくにあたって

私は眼科医でもメガネ屋でもありません。そして、このメガネの効果には個人差があると思います。(効果を感じる・感じない。と、目に良い・悪い。は別かも知れませんが。)

この記事はあくまでも私の感想、ですので、病気の方は、医師へ相談される事をオススメします。

J!NS PC について

ここでは感想を中心に書きたいので、メガネの売り文句や機能については公式HPをご参照ください。

今回買ったのは「度無し」「すぐに使えるパッケージタイプ」

JINS PC は簡単に言えば、青い光や有害紫外線をカットして目を守ろうよ。というメガネです。

有名どころですぐに持ち帰れる青色光カットの度無しメガネ。ってのは、購入時点では、他に無かった気がします。

パッケージ・取説の写真も軽く貼っておきます。

JinsPC3
JinsPC4

筆者のスペック・環境

  • 30代、男性
  • 視力は昔1.5~2.0 → 今は0.5~0.7
  • 目の疾患、及び、手術歴無し
  • 画面が近いデスクでは裸眼。画面が遠いデスク・会議、外出時はメガネ着用。一日の半分はメガネ
  • 1日中、23インチ液晶×3台とスマホ×2台に囲まれている
  • 寝る直前まで画面を見る日も多い
  • 寝不足・体調不良・乾燥が重なると、画面を見るのが辛い時があるが、耐えられないほどではない。
    また、正常時は画面を見ることに支障はない。
  • 肩こり持ちではない
  • 部屋では空気清浄機が年中稼働。加湿器も併用する事がある。

第一印象

かけてまず最初に思った事は…

  • 視界の色が変。
    → 青色光約55%カット(今のは約50%カットらしい)。という事なんで、そりゃ色も変わるよね。と。
    ※ 度付き版は45%、クリアタイプは約30%カットで、そっちだと多少は軽減されています。
  • かけたらすぐに目が楽。
    → その日は疲れ目気味だったからかも。目の奥の鈍痛というか違和感、がなくなった。というか、これをかけて初めて症状に気付いた。
  • 鼻あてが安くさくて心配。
    → 鼻あてが固定で疲れない?と思ったけど、今のところ問題無し。
    ※ 今は Sクリングス付きの鼻あて(ノーズパッド)が付いたメガネも選べるようです。

という感じ。

初日からかなりの効果が実感できたので、その日はそのままJ!NS PCをかけて作業をしました。

睡眠と覚醒に影響があるような…

その後もほぼ毎日使っているんですが、かけ始めて1週間くらい経つと、なんとなく、このメガネが「睡眠と覚醒」に影響している気がしてきました。

具体的には…

  • 朝方、このメガネをかけると、目が覚めづらい「気がする」
  • 夕方~夜にかけてこのメガネをかけると、寝付きがよい「気がする」

最初は勘違いかとも思ったんですが、「青色光と覚醒の関係」について検索するとそれなりに情報が出てくるので、あながち勘違いでもなさそうです。

というわけで、夜遅くまで画面を見る習慣があって寝付きが悪い。という人は試す価値があるかもしれません。(効果は誰も保証してくれませんが。)

ちなみに、2ヶ月間も使ってみてから記事を書いた一番の理由はこの「睡眠への影響」で、「これってうかつに勧めて大丈夫?」と思ったから。なのでした。

でも結果としてこの記事を書いている。という事は、この影響を含めてこのメガネは良い。という判断があったからです。

メガネ慣れしていると「?」と思う点は多いが、慣れれば気にならない

メガネ慣れしている身からすると、こいつの品質には最初は思うところがありました。

例えば、付属のメガネケースがプラスチック丸出しで(樹脂シートが一枚敷いてあるとは言え)レンズに傷が付かないか心配。とか、つるの先を強く引っ張ると抜けてしまう、とかとか。

ですが、このメガネは度無しで、恐らくは普段メガネを使わない層を想定して作っていると思われる点や、安価な点、あとは、デスクでしか使わないんじゃ?という事を考えると、まぁ、こんなモノかな。とも思えます。

実際、見た目のヤワさに似ず耐久性はちゃんとあり、普通に使っている分には普通のメガネと同等か、それ以上に持ちそうです。

JinsPC1
JinsPC2

※ 付属のメガネケースに入れる際は何かに包んで、と購入時に言われた気がしますが、上記写真では直接メガネケースに入れています。だって付属の眼鏡ふきが小さくてメガネが包めないんだもんorz

最初の数週間は視界が黄色がかるのがどうしても気になります。が、一ヶ月を超えたあたりから段々気にならなくなってきて、むしろ、外した時の青さの方が気になるようになってきます。(外して少しするとその青さも気にならなくなるんですけどね。)

視界の色の変化は結構大きいので、デザイナーには向かないかもしれません。(デザイン系の人でも気にならない。という方もいるようですが…)

目が疲れていない時は効果を感じにくいですが、それでも長時間使っていると疲れ方がかなり違うため、今では、手が勝手に J!NS PC を探してしまいます。

疲れ目対策は他にもあるが、このメガネの効果はとても大きい

部屋の湿度や衛生状態、睡眠時間、疲労、アレルギー症状など、疲れ目対策はいろいろですが、中でも J!NS PC は簡単で効果の大きい対策と思います。

例えば、加湿器は水あかやカビのメンテが大変だし、アレルギーも腰を据えて戦わないといけない。という中で、メガネならかけるだけ、ですもんね。

度付き・乱視対応版も買ったのでその感想と注意点

疲れ目に困っている近眼の人って多そうなので、度付き版が早く出ればいいのに。と思っていたところ、度付き・乱視対応版が発売されたのでさっそく購入しました。

2ヶ月使った感想では、JINS PC カスタム(度入り)は、今回の JINS PC より疲れ目抑制効果がちょっとだけ弱い、というかマイルドな感じで、JINS PC に比べて眠気も少なかったです。

度付きだから、という事もあるんですが、今では JINS PC カスタムの方が気に入ってて、そっちの方が作業も捗ります。

※ 個人的見解ですが、特にデスクワーク用メガネは乱視補正が重要と思います。

私は近眼・乱視とも程度が軽く、昔、とあるメガネ屋で「一番弱い乱視補正なら入れなくてもいいよ。」と勧められ、乱視補正抜きのメガネを作った事があるのですが、乱視補正が適切に入ったメガネの方が、文章を読むスピードと集中力がかなり上がります。

という事で、メガネを作るときは、乱視の度数をちゃんと測ってもらった方がいいと思っています。

また、デスクワークでは手元を見るので、度数を少し落とした方が見やすい。という点も重要です。

僕の場合、そこまで深刻な疲れ目ではないのであまり問題ではありませんが、寝不足と体調不良が重なって目が辛い時は、JINS PC カスタムの上に JINS PC を重ねがけするとかなり楽になる。という事はありました。(眠気も倍増しますけどね。)

というわけで度付き・度無し版を両方とも買ってしまったわけですが、手元の度無し版 JINS PC も「度はいらないけど純粋に青色光抑制効果だけ欲しい」という時に使えるので無駄にはなっていない。という嬉しい状況ではあったりします。

ただ、普通のメガネだと形が合わなくて、重ねがけは無理なんじゃ?という気がしますので、オススメもしません。

Zoffのブルーライトカットという選択肢もある

ちなみに、青色光を低減するメガネには、Zoff のブルーライトカットコートもあります。

JINS PC カスタム同様、Zoff も好きなフレームにオプションとして青色光低減レンズを入れる形です。

ただし、すぐ持ち帰れるパッケージ品の青色光低減できる度無しのメガネ、は有名どころだと JINS PC しかなかった気はします。(2012年時点の情報)

記事を書いた動機と目にまつわるあれこれ

私自身、これまで目に関する色々なエピソードを見聞きした事もあり、「疲れ目って、仕事で目を酷使する人にとっては死活問題なんじゃ…」と思いながら、今回の記事を書きました。

特に思い出すのは、10年ほど前、同じ職場で筐体設計を担当していた熟練の先輩が目を悪くして CAD 用のブラウン管ディスプレイが見れなくなった時のエピソードですね。

最終的にその先輩は自発退社されたんですが、最終出社日、日本の産業を背負ってきた自負と後世への期待を私に語られまして、その中で、この目さえ言うことを利けば。という思いを伝えられ、ああ、私も目は大事にしないといけないなぁ。と思ったものです。

また、溶接時に発生する大量の紫外線で目を焼いてしまうため30~40歳で目が寿命を迎える。という溶接工の話もかなり思う所がありました。(適切な装備で望めばそこまででは無いのかもしれませんが、当時は人づてにそう聞きました。)

いずれにせよ「目は消耗品」だから大事に使わないとね。という思いがあったんで、ある程度使い込んでからこの記事を書いた。というわけです。

そんな大事な目の事ですから、ひょっとすると、人によってはこのメガネとの出会いはかなり重要で、また、この記事からの気付きも割りと重いモノなのかもしれません。

検索用キーワード:VDT作業

※ 感想の追加や、今後の動向により記事を更新する可能性があります。

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この記事へのコメント(1件)

  1. JINSPCメガネ買っちゃいました。目の疲れがいつもより少しマシになった気がするよ。/口コミレビュー。 | これ、よかったよ。 says:

    11年前

    [...] 他の方のJINSPCメガネレビューです。ご参考までに。 ・「青色光低減メガネ「JINS PC」長期使用レビュー。と、目の話」(テラダス... ・「JINSPCを一ヶ月使った感想」(福岡のサラリーマンK.さん) [...]

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