DJI Pocket 2にHDR対応ファームウェアアップデートが配信
2021年1月7日
2021年1月5日から6日(現地時間)にかけてと思われますが、ジンバルカメラ「DJI Pocket 2」に HDR 対応ファームウェア「V01.02.00.50」が配信開始しました。
現在、DJI Mimo アプリ経由でダウンロード可能です。
合わせて Do-It-All ハンドルのファームウェアも更新されていますので、お持ちの方は Do-It-All ハンドルを接続した状態でアップデートするのが良いでしょう。
ファームウェア「V01.02.00.50」での更新内容
今回のアップデート内容は以下のとおり。
- ダイナミックレンジの広い「HDR 動画」撮影機能を追加
- ストーリーモードをタッチスクリーンに追加
- Proモードにおいて、Do-It-All ハンドルの 3.5mm オーディオ端子にマイク入力・イヤホン出力機能を追加。これにより、ワイヤレスマイク利用時の録画中に音声のモニタリングが可能に
- トリムダウンロードの機能を追加。(DJI Mimo アプリ v1.5.8 以降が必要)
- ミニコントロールスティック使用時、ジンバルをロックする機能を追加。右ボタンのホールドでロックモードをON/OFF
- 電源投入時のカメラの向きを選択可能に。電源ボタン長押しでの起動によりセルフィーモードに、ファンクションボタン長押しでの起動で通常モードに。
- 電源切断時のジンバル固定時間を長く。ケースへの収納が容易に
- ソフトウェアの最適化と、ワイヤレスマイクの干渉対策
- そのほか、軽微なバグ修正
なお、手元の環境で確認した範囲では、HDR撮影時はかなり大きくクロップされる様子(海外 YouTuber によると1.7倍との情報あり)。クロップはかなり大きく、ワイドコンバージョンレンズを使っても改善はできない程度でした。
また、HDR 撮影時の解像度は、1080p / 2.7K の2つ。フレームレートは 30p / 25p / 24p の3つが選択可能。
HDR撮影した動画ファイルの色域は、手元で確認した範囲では Rec.709 だったため、厳密な HDR というよりは広色域風の動画撮影ができる、という風合いかと。
ポスプロでの処理が要らないお手軽HDRということで、普段使い向けの機能のように感じました。
なお、今回のアップデート後も、D-Cinelike 撮影時の 60p 対応はされませんでした。残念。