PP8、S-Log3/S-Gamut3.Cineで僕が使っている設定メモ【α7S III】

 2021年7月9日

α7S III の PP8「S-Log3/S-Gamut3.Cine」での撮影設定の自分用メモ。

周りの方は PP10 の Rec.2020/HLG を好んで使っておられますが、HDR ではなく 709 出しの映像をアレで撮るのは個人的に色々と思う所があり、可能な限り S-Log3 で撮影するようにしています。

ということで、僕が S-Log3 での撮影時に使っている設定は以下のとおりです。

※ 自分用メモなので更新する可能性があります。

  • ブラックレベル:0
  • ガンマ:S-Log3
  • ブラックガンマ(初期値)
    範囲:中
    レベル:0
  • ニー(昼用)
     モード:マニュアル
      ポイント:100%
      スロープ:+5
  • ニー(夜用)
     モード:マニュアル
      ポイント:90%
      スロープ:-5
  • カラーモード:S-Gamut3.Cine
  • 彩度:0
  • 色相:0
  • 色の深さ:すべて0
  • ディテール(昼用)
     レベル:0
     モード:マニュアル
     V/Hバランス:0
     B/Wバランス:タイプ3
     リミット:7
     クリスプニング:0
     高輝度ディテール:2
  • ディテール(夜用)
     レベル:-3
     モード:マニュアル
     V/Hバランス:0
     B/Wバランス:タイプ4
     リミット:7
     クリスプニング:0
     高輝度ディテール:4

最終出力は Rec.709。10bit、EV+2 で撮る前提。滑らかさはほどほどでディーテル重視。

ニーは α7S III のダイナミックレンジを持ってしても工夫が必要な部分ですので、撮影環境の光量バランスに合わせて適宜調整してください。

暗所での滑らか感・ノイズ感に関しては、個人的には HLG なのか S-Log なのかの問題、というよりも、ディテールとガンマカーブへの階調の振り方、あとは、記録ビット数の問題が大きいとの認識です。

ただし、デュアル ISO 絡みで出るノイズに関しては仕方ない部分にはなりますので、気になる方は HLG も併用する形になるかもしれません。

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