【α7 IV】動画撮影時の記録方式・フレームレート毎の記録設定(8bit/10bit、4:2:0/4:2:2)まとめ

 2021年12月8日

ソニーが2021年12月17日に発売するデジタル一眼カメラ「α7 IV」について、動画撮影の記録方式・フレームレート毎に選択できる記録設定(8bit / 10bit、4:2:2 / 4:2:0)の制約について、表の形でまとめておきます。

記録方式
×
フレームレート
記録設定
(ビットレート
・クロマサンプリング
・ビット数)
XAVC HS 4K 60p200M 4:2:2 10bit
150M 4:2:0 10bit
100M 4:2:2 10bit
75M 4:2:0 10bit
45M 4:2:0 10bit
XAVC HS 4K 24p100M 4:2:2 10bit
100M 4:2:0 10bit
50M 4:2:2 10bit
50M 4:2:0 10bit
30M 4:2:0 10bit
XAVC S 4K 60p200M 4:2:2 10bit
150M 4:2:0 8bit
XAVC S 4K 30p140M 4:2:2 10bit
100M 4:2:0 8bit
60M 4:2:0 8bit
XAVC S 4K 24p100M 4:2:2 10bit
100M 4:2:0 8bit
60M 4:2:0 8bit
XAVC S HD 120p100M 4:2:0 8bit
60M 4:2:0 8bit
XAVC S HD 60p50M 4:2:2 10bit
50M 4:2:0 8bit
25M 4:2:0 8bit
XAVC S HD 30p50M 4:2:2 10bit
50M 4:2:0 8bit
16M 4:2:0 8bit
XAVC S HD 24p50M 4:2:2 10bit
50M 4:2:0 8bit
XAVC S-I 4K 60p600M 4:2:2 10bit
XAVC S-I 4K 30p300M 4:2:2 10bit
XAVC S-I 4K 24p240M 4:2:2 10bit
XAVC S-I HD 60p222M 4:2:2 10bit
XAVC S-I HD 30p111M 4:2:2 10bit
XAVC S-I HD 24p89M 4:2:2 10bit

ポイントをまとめておきます。

  • H.265 ベースの「XAVC HS 4K」では、30p での記録は不可、4:2:0 10bit での記録は可。
  • H.264 ベースの「XAVC S」では、解像度によらず 4:2:0 10bit での記録は不可。4:2:2 10bit は可。
  • 「XAVC S HD 120p」では 4:2:2 も 10bit 記録も非対応。

※「4:2:0 10bit」の利点は、RTX 3000 世代以前の nVidia 製 GPU でエンコード・デコード支援を利用できる。(編集負荷がかなり軽くなる。それより後の世代のGPUの事は不明。)
※S-Log 撮影時は 10bit 記録がオススメ。(4:2:0 → 4:2:2 よりも、8bit → 10bit の影響が大きい。)

動画向けカメラに要求される記録モードに関しては、一通り備わっている、という印象です。

XAVC S が 4:2:0 10bit 非対応な点については、XAVC HS ほど編集負荷が高くないので、まぁ、順当かな、とは思います。

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