サイゼリヤの「ラムのランプステーキ」を工夫して食べてみた【レビュー】
イタリアンファミリーレストランの「サイゼリヤ」が2022年3月9日、グランドメニューを改定。その中で「ラムのランプステーキ」を限定復活していたので、食べてみた感想をお届けします。
大のラム肉好きで、自宅にジンギスカン専用鍋まである管理人ですが、果たして満足いく内容なのでしょうか。
というわけでサイゼリヤに到着。一番手前にいきなり「ラムのランプステーキ」のメニューが置かれていました。
裏面には食べ方の説明が。ミディアムレアなので、「ブロンコビリー」や「さわやか」みたく鉄板で焼き加減を調整しながら食べるのだそう。
サイゼでラム肉といえば、管理人のオススメはやっぱり「やみつきスパイス」。そして、肉本来の味を楽しむなら「シチリア産の海塩」が推奨なんですって。
赤身・脂身をバランスよく混ぜて食べてね、とのこと。
ということで来ました~。一瞬、「あれ、意外と小さい?」と思いましたが、
カットするとこの厚み。口に含むと、見た目以上にボリュームがあります。(肉のカットは提供毎に異なります。薄くて平らな場合もある?)
脂身の厚みが凄い。ラム肉といえばやっぱり脂身がポイント。脂も楽しんでいきましょう。
と、ここで「シチリア産の海塩」と「やみつきスパイス」を、
こんな感じで軽く付けて食べていきます。僕は両方同時に付けて楽しんでいました。
そして、ここからが本番。
僕は常から、「サイゼリヤとは、食の探究心が試されるステージである」などと思っていたりするわけですが、今回も工夫していくわけです。
まずは、ガーデンサラダと、
ミニフィセルを追加オーダー。
これをどうするかって言うと、まずはミニフィセルを解くように開いたら、
脂身・赤身を合わせてカットした羊肉に、海塩とやみつきスパイスを付け、ミニフィセルに挟んで、
そこへガーデンサラダを載っけます。ポイントはここでルッコラを入れること。
そして、サイゼといえば調味料コーナーの無料チーズ「グランモラビア」。
これをダバダバと掛けてからひと口でほうばると、、、うんまー!
お好みでオリーブオイルを掛けてもいいかも。
サイゼリヤは無料の調味料が大充実。これをどう楽しむかが勝負どころなのよね。
先日、「婚活デートでサイゼリヤなんか使うな」という記事が拡散してまして、確かに「TPO に合った店を選ぼうぜ」と思わなくもないのですが、食とは文化であり、その文化レベルが試される修練場がサイゼリヤなのかもしれず。
特に、「数多のファミレスがある中で敢えてサイゼを選んだ」って事は、卓上調味術の引き出しの多さを試したのかも、なんて思ったりもしつつ、あー、でもでも、そんな野郎は絶対に面倒くせーヤツに決まってる。ハイ、確定。と、なんだか自己解決。
などと、ごちゃごちゃ考えている間に完食。サラダの多さもあって凄いボリュームでした。
正確な肉の量は不明も、多分150gは無いかなー、という雰囲気。
ただ、税込1,000円でこのボリュームのラム肉が食べられる、というのは間違いなくおトク感があるな。
最近よくある「やっぱりステーキ」みたいな感覚で小安くラム肉が食えるねー、という位置付けで、その程度の期待値なら、価格込みで評価できる内容でした。
ちゃんとしたラム肉が食べたい方は、ちゃんとしたお店で「窯焼きラムチョップのグリーンマスタードソース ピンクペッパー添え」とかでも頼んだ方が幸せになれること請け合いですが、サイゼにはサイゼならではの楽しみ方がありますので、それをエンジョイできる心の余裕がある方、また、小安く肉を食べたい!という猛獣さんには、価格の範囲で楽しめるメニューと思います。
というわけで、今回のランチのお会計は税込1,500円。
お肉がラム肉である点と、ハンバーグや小間切れではなくステーキである点、そして、サイゼの強みである無料の調味料やワインの安さなどを考えれば、選択肢として面白いんじゃないかと思います。
なお、管理人は自由人でありながら、1人で酒は飲まない&昼飲みはしない主義のため、今回はお酒は抜き。ただ、いつもの事ながらサイゼリヤはワインが恋しくなるんですよね。
最近のサイゼリヤはなかなか侮り難く、食費の高さに多少の自信がある方でも、恐らくは(価格との兼ね合いで)意外と見どころがあるんじゃ?という気はしてまして。
もっとも、その手の御仁には、今回のラムステーキはちょっとオススメしづらい感じではあるのですが、「毛嫌いしててサイゼリヤはご無沙汰」という方は、この機会にサイドメニュー中心にワインでも飲みに行くと社会勉強になるんじゃないかと。
今回の「ラムのランプステーキ」は無くなり次第終了の予定。興味のある方はお早めにどうぞ。