ホットクックはユーザーレシピ作成機能を開放したら面白い気がする

 2022年4月20日

えーと、2022年2月末くらいに急に買ったシャープの自動調理鍋「ホットクック」なんですが、コレ、ユーザーに細かなレシピの作成機能を公開したら面白いことにならないかなぁ、と思ったので適当に書き連ねておきます。

簡単に言うと、僕が妄想する未来は「自動調理鍋向けの電子レシピデータのオープン化」。例えば、近所の小売店や飲食店が、自前の食材セットに QR コードを印刷して、その QR コードに細かな火加減や「まぜ技ユニット」の駆動情報が記録されている、というイメージ。

何度で何分加熱、その後、加熱しながら毎分N回転混ぜる、ここで食材を追加投入、その後、混ぜずに何分加熱する、程度の情報なら QR コードに収まる気がするんですが、どうでしょう。

その QR コードをユーザーが自分で作れるようにしたら面白いのに、という話です。

前提として、ホットクックには Wi-Fi 経由でネットからダウンロードできるレシピや、レシピを流用して別メニューを作るユーザーノウハウ、また、シャープ公式の「ヘルシオデリ」なんてサービスがあることは知っています。

また、マニュアル操作がかなり使いものになるのも分かってはいるのですが、公式メニュー並みの細かな制御をユーザーがプログラミングして、メニュー名を付けることが出来たら面白いのに、という発想です。

なんなら自動調理鍋の制御・プログラミングの標準仕様みたいなものを作って国際規格にするとか、あと、シャープが自社製品で動作確認済みの飲食店・食材店が開発したレシピに認証を与えて、通販サイトと連携、販売するとかしたら面白いんじゃね?などとも妄想したり。

機種、メーカーによって細かな制御が変わるとか、何かと難しいところも多そうではありますが、「自動調理鍋向けの電子レシピデータのオープン化」ってのはなかなか壮大、かつ、面白いテーマだし、世間に貢献できる話なんじゃないかと思うんです。

ホットクックを使っていて思うのは、とにかく、外食したい欲が削られて仕方がない、という部分。

もちろん、現状でもヘルシオデリを使えば美味しいものを楽に作ることはできるわけだし、何ならヘルシオデリのラインナップに他社のプロダクトが並ぶ、という未来もあるとは思うんです。でもでも、全部自社で抱えるんじゃなくて、外部に公開したら思いもよらない化学反応が出てくるんじゃないか、とは思うんですよね。

ただ、その中でシャープさんとしてどう収益化していくのか、という先まで見据えると、特に日本企業だとヘルシオデリみたいな考え方に傾倒しがちなんだろうなぁ、とは思うんだけども。

下手に汎用化すると全てを外資に持っていかれかねないですしね。って、そういえばシャープってばもう外資系ですやんか。一皮剥けてくださいよー。

※QRコードはデンソーウェーブの登録商標です。

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