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Radeon HD 7750はファンレスGPU派への福音か?

radeonHD7750_2

いきなり見出しで風呂敷を広げてしまい回収できるか心配ですが、今回は購入した Radon HD 7750 について感想等を書いていきます。

HD 7770 とどちらにするか迷いましたが、最終的に 28nm版GPU(Cape Verde)でファンレス。という魅力にヤラれて 7750 にしました。

HD 6000版系のファンレス版は革新性やら何やらで不甲斐なかったため買い替えを見送りましたが、今回は28nmプロセスGPUという事で否が応にも期待が高まりますね。

※ 2012/5/11 文章ブラッシュアップ。かなり書きなおし。GPU温度に言及

ミドルエンドで28nmでファンレスなんです!

衝動買いの言い訳はコレで決まり。です。

理解の無い嫁さんでもこの言い訳なら「じゃあ仕方ないね」と言ってくれる…かもしれません。うん。

ちなみに、このグラボがどういう人向けなのかは、僕のグラボ乗り換え遍歴が物語っています。

ワット当たりパフォーマンス、静音性(ファンレス)を重要視しつつ、その範囲でパフォーマンスの良い物を選定。という方針です。

ちなみに Radeon HD 7750はそのエコっぷりも話題になっているようです。

ファンレスもここまで来たか…というパフォーマンスとGPU温度

一言で表すと、「パッシブクーラーのGPUもついにここまで来たか。」という性能と冷えです。

詳細なベンチマーク結果については、ウチの PC が今だに Core2Quad なのであまり参考にならないだろう。という事で別サイトを参照いただきたいのですが、もはやポンコツと言えるウチのマシンでも Radeon HD 5670 → 7750 の乗り換えで、FF14ベンチ(Low)は 2316 → 3220 に改善しました。
(ファンレスを使っている時点でゲームに画質は望んでないので、High は測っていません。)

マルチディスプレイでもGPUクロック可変

Radeon HD 56xx ってディスプレイを複数つなぐとアイドル時のGPUクロックが落ちなくてせっかくの省電力性が活かせなかった(?)記憶があるんですが、HD 7750 ならデュアルディスプレイ時でもアイドル時は GPU クロックを落としてくれます。下図はデュアルディスプレイ構成のアイドル時のキャプチャですが、GPUクロックはちゃんと300MHzに抑えられています。

あと、特筆すべきはGPU温度でして、これは買ったグラボの特性(外気取込口がある)もあるのかもしれませんが起動後1時間半で43℃と、ファンレスとは思えない冷えっぷりです。

うちはケースファンにオーストリア製超静音600rpmのを使っているので、そんなにエアフローがあるわけでも無いのにこの温度、ですからねぇ。正味の所、驚きました。

室温が上がってきて、負荷をかけると50度台後半位まで上がる事もありますし、夏場はもっと高くはなると思いますが、でも HD 5670 と比べれば段違いに良くなった。と感じます。

(ワットチェッカーを持っているのに、これは想定外だったので)消費電力を測っておらず具体的な省エネ効果は語れませんが、足元のPCから排熱を感じなくなったのは確かなので、マルチディスプレイ環境下での省電力効果は、多分、世に出回っているシングルディスプレイ構成の消費電力ベンチ以上の効果があるんじゃないか。とは感じています。

総括

下からはGPU内蔵CPUに追い立てられ、じゃあ、とファン付きディスクリート GPU を手に取るともっと性能が欲しくなる。という事で、その存在意義が怪しくなりつつあったファンレスのディスクリート GPU ですが、これくらい動くならもうしばらくは今の方針のままでもいいかな。と思えるようなバランスの良い製品でした。

ちなみに、Catalyst 12.4 の問題だとは思いますが、こんな症状が出るケースがあるようです。症状にお悩みの方は参考にしてください。

今回、私が買ったのは一番左の機種「ULTIMATE HD7750 1G GDDR5 PCI-E HDMI / DVI-I / DP」ですが、価格.com で調べればもっと安く買えるかもしれません。

クーラーが大きいので表面2スロット/裏面1スロットで計3スロット(ブラケットは表面のみ2スロット分)専有する点と、外気取込口が開いているのでケースのエアフローが変わる点に注意が必要です。

最近の HDD は熱くなりにくくなりましたが、夏に向けて気にはしたほうがいいかもしれません。

  

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