【Android】WAV形式の音声ファイル再生に便利なアプリ「Pulsar」
Android で WAV 形式の音声ファイルを再生する方法として、アプリ「Pulsar」を使う方法を紹介しておきます。
アプリのダウンロードはこちらから。
WAV 形式に対応した音楽プレーヤーアプリはいろいろありますが、「Pulsar」は、
- バックグラウンド再生
- インテント・共有からの再生安定性
- Android Auto 対応
- 通知領域からリピート設定可
などの利点が多いので紹介させていただきます。
WAV形式とは?
WAV 形式(RIFF waveform Audio Format)とは、Windows が標準対応していることで知られる音声データのコンテナ規格のひとつ。
PC に詳しい方なら、拡張子「.wav」の音楽・音声ファイル、と聞けばピンと来るのではないでしょうか。
実は、圧縮音声にも対応している WAV 形式ですが、実用上は、圧縮による音質劣化を避ける目的から音声編集時に扱う非圧縮PCM音声データのデータ形式として使われたり、また、軽量な音声データの最終成果物として使われるケースもあります。
Android では標準対応していない機種が多い WAV 形式ですが、今回のアプリ「Pulsar」を使うと幅広いシチュエーションで便利なので、紹介しておきます。
「Pulsar」でWAV形式ファイルを再生する
「Pulsar」でWAV形式ファイルを再生する方法は、大きく次の2つです。
- 別アプリから「インテント」・「共有」→「Pulsar」を指定して再生する
- 「Pulsar」から直接 WAV ファイルを再生する
例えばメールに添付されてきた WAV ファイルを開いて、
アプリ「Pulsar」を指定すれば、
このように、WAV 形式ファイルが再生されます。
また、「Pulsar」アプリから音楽の一覧を開いて、直接、WAV 形式ファイルを再生することもできます。
このあたりは、一般的な内部ファイル対応の音楽プレイヤーアプリと同じ操作感といえるでしょう。
Android Autoでも使える「Pulsar」
実は「Pulsar」のほかにも、Android で WAV 形式ファイルを再生できるアプリはたくさんあります。
が、そんな中から「Pulsar」を選んだ理由は、「Android Auto でも安定して WAV 形式が再生できる」からです。
これは例えば、一部の IP 電話サービスのように留守番電話データを WAV 形式で送ってくれるパターンなどに大変便利。
他音楽プレーヤーのなかには、なぜだか Android Auto だと WAV 形式を再生できない場合があるのですが、「Pulsar」なら、スムーズに車のスピーカーから WAV ファイルを再生できるわけです。
また、Pulsar のもう1つの強みとして、通知領域からリピート設定ができる点も挙げられます。
これは、留守番電話の内容を繰り返し聞きたい時などに、いちいちアプリを開かなくてもリピート設定ができて便利。
このほか、こちらは Android Auto の「開発者向けオプション」から接続時の音質も上げないと意味がありませんが、無劣化の WAV 形式楽曲をカーオーディオで再生したい場合にも使えるかもしれません。
かなりニッチなので情報需要があるかは不明ですが、以上、ノウハウとして共有しておきます。