【コミュファ光】断線したLANケーブルでもホームゲートウェイがリンク確立していた話

 2022年12月26日

電力系ご当地光回線「コミュファ光」の ONU 兼 無線LANルーターである「ホームゲートウェイ(Aterm WH862A)」の有線 LAN ポートが興味深い挙動をしていたのでメモ。

以前なら、我が家の大事なルーティングをプロバイダー貸与のルーターなんぞに任せたりはしなかったものですが、近年、忙しさにかまけてはほぼ初期 NW 構成のままとしており、そうこうしている間に Wi-Fi 接続の IoT 機器が爆増。

さらにはリモートワーカーが増えたことから、ONU と WAN/LAN ルーターと Wi-Fi AP の 3 機能は分離するべきでしょ、という結論に。

一時期は「IOSといえば iPhone じゃなくて Cisco じゃろがい」くらいには ACL を書いていた僕ですが、近頃、どこに行っても Meraki が入っているのが気になっていたので、そろそろクラウドで一元管理?と思い、さっそくセキュリティゲートウェイを買ってきては、コミュファに「ホームゲートウェイ」のブリッジ化を依頼。

で、切り替え当日、もらった ID/Pass では PPPoE 認証がさっぱり通らず、あきらめてコミュファにホームゲートウェイの設定を切り戻してもらったところで、過去、無理やり1本のCD管に共入れ通線した LAN コンセントのうちの1ポートが、部分的に断線していることに気が付きました。

ここで不審に思ったのは、全く触れてもいない LAN ケーブルがなぜ、このタイミングで断線したのか、という疑問。

で、ケーブルテスタを引っ張りだしてきて色々と確認したところ、

※ ケーブルテスタで7・8番の断線を確認している様子

なんと、もともと LAN ケーブルは断線しており、コミュファ光の「ホームゲートウェイ」の有線LANポートが一部断線した LAN ケーブルでもリンクできることに気が付きました。

恐らくは 8P8C のうち4芯しか使わない 100BASE-T でリンクしていただけなのだろうとは思いますが、問題の LAN ケーブルは7・8番の2芯が断線しており、手持ちのL2スイッチではリンク確立できない状態だったので、コミュファのホームゲートウェイは僕らのような素人が触ることを想定してロバストなコンフィギュレーションにしているだけなのかもしれない。

そういえば最近、この部屋の PC ではブロードキャストパケットがロストするとダメな機能が動かないことがあったり、そもそもネットワーク全体がおかしい、とは感じていたのですが、この問題を解決したらすごく快適に。まさかこんなことが原因だったとは。(ということはリンク品質に問題があった予感も。。。)

他にも、家中の端末を確認したところ、過去のネットワーク拡張時のサブネットマスクの設定変更漏れがあったりなど、色々としっちゃかめっちゃか。

ちなみに「LAN ケーブルの断線」と書いていますが、厳密にはケーブルや僕の「かしめ」作業に問題はなく、延長コネクタの接触不良が原因だったため、部品交換して事なきを得ましたとさ。

結論。「PHYなめんなよ」という話。

ついでに USB ケーブルも全部品質・規格をチェックしてタグ付け。さらには、LAN コンセントの前にあった大きな家具を退かす手間や、ついでに大掃除とディスプレイアームの取り付けと部屋の模様替えまでやっていたら、あっという間に年末の貴重な2~3日が吹っ飛んでいきましたとさ。めでたしめでたし。(ため息)

お陰で宅内のデータリンクに関してはかなり品質が良くなった気がしていますが、代わりに年末恒例の「今年、買ってよかったもの」の記事は書けない公算が大。いや、もともと、最新のものだけ自分用にまとめておきたい、とも思っていたので、逆にいい機会なのかもしれない。

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