auは速くなった?携帯各社の実効通信速度の順位に変化あり
EV-DO Advanced の導入など、地道なネットワーク改善の成果、という事でしょうか?
ケータイニュース.net さんがまとめる「携帯データ速度」グラフによると、2012年4月頃から au の実効通信速度が上昇しているようです。
どのくらい変わったのか、昨年9月と今年5月16日のグラフを比べてみましょう。
90日間グラフ
左:最新(2012/5) ← 右:2011/9
※ グラフの縮尺が違う点に注意してください。
※ 青=ドコモ、オレンジ=au、黒=ソフトバンクモバイル
※ 高い位置にある見えにくい点線=最高速度、太い線=平均速度。
30日間グラフ
左:最新(2012/5) ← 右:2011/9
※ こちらもグラフの縮尺が違う点に注意してください。
※ 用例は先のグラフと同じ
auの実効通信速度はドコモに迫る勢いか?
単純にこれらのグラフを見ると、前回2位だった au は今回ドコモに迫るかほぼ同じ速さ。と捉える事ができそうです。
ただし、これらのデータはあくまでもユーザーの計測によるものなので解釈に注意が必要です。
しかし、これだけの傾向が出ている、という事はある程度の参考にはなりそうです。
au はこの4月からEV-DO Advanced の導入や、メディアファイルの最適化など様々な施策を実施していますが、その成果、という事なのでしょうか?
なお、メディアファイルの最適化は、ソフトバンクモバイルでも昨年から同様の制御を実施しています。
ちなみに au の場合、エリア・端末が共に WIN HIGH-SPEED(WHS) 対応でないと最大通信速度がかなり落ちるので注意が必要です。(例えば、WHS 非対応の iPhone 4S だと WHS の恩恵に与れません)
混雑時の通信状況が厳しいのは各社とも似た状況、とは思いますが、少なくとも人・時間・場所で平らにした場合の数値、として見た場合、au さんはかなり頑張っておられるのではないか。という感じですね。