※この記事はアフィリエイト広告を含みます。

【Windows PC】フロントパネルのUSB端子が接続不安定だったので対処した話

 2023年4月4日

先日、PC ケース「Fractal Define 7」のフロントパネルにある USB-C 端子を使えるようにした、という記事を書きましたが、

この USB 端子が、接続する機器によってはどうにも不安定だったため対処した、という、前回の続きの話を書いておきます。

前回は、「Fractal Define 7」に標準搭載の「USB Type-E Key-A」なヘッダピン用に、USB 3.1 Gen2 対応の PCIe 拡張ボードを挿したわけですが、

10Gbps のメタルをノイズだらけの PC ケース内で引き回した挙げ句、リピーター・ハブも抜きでコネクタを噛ませて単純延長する構造のせいか、GoPro HERO 11 や Pixel 7 / Pixel 7 Pro あたりとの相性が致命的に悪く、とにかく USB 接続が安定しない。

特に、GoPro HERO 11 なんかはメディアモジュールを被せると USB-C の信号品質がますますシビアになるからか、繋がったり繋がらなかったりして本当に使い物にならない。

あと、複数の Android 機でも、PC から Android の画面を操作する「scrcpy」が接続できない症状が出たり、機種によっては GoPro 同様、接続・接続断が5秒周期くらいでパチパチと切り替わってお話にならない。

さらに悪いことに、恐らくは相性問題だと思うんだけども、この PC のマザーボードから直接生えている USB 10Gbps ポートでも同様の症状が出ている、という絶望的な状況だったわけ。

と、困り果てた管理人。ここで、以前挿した EZDIY-FAB の USB 拡張ボードの情報だか何かを確認してみると、どうやら、このボードから USB 機器までの配線の引き回しは 1m 以内にして欲しい、との記述をどこかで発見。

そもそも、ケース内で 1m 近くも引き回した挙げ句、USB 40Gbps 用の高品質ケーブルとはいえ、そこからさらに 80cm も引き回しては、機器までの総配線距離は計2m近くにもなるわけだから、そりゃあ信号品質も厳しくなりますわなぁ。

そんなこんなで紆余曲折を経た後の結論として、ずっぱりと潔くフロントパネルの USB-C 端子をあきらめ、USB Type-E の内部接続用拡張カードではなく、PC 背面に直接 USB 端子を増設するタイプの拡張ボード「AREA SD-PE4U32-C1L」を購入。

前回は日和って USB 3.1 Gen 2(10Gbps)対応にしましたが、今回は、PCIe X4 対応の USB 3.2 Gen 2x2(20Gbps)対応のボードを選択。

20Gbps ということで、流石に PCI-E X4 対応。

SATA 外部電源付きの安心感。これなら流石に安定してくれることでしょう。

前回同様、余っている2本目の PCIe X16 スロットに設置。このマザーの場合、2本目の PCIe X16 は(1本目使用時、)電気的には PCIe X4 相当ということなので、スペック上ギリギリの選択です。

こんな感じで PC 背面に USB 端子が増えました。

結果はとりあえず成功、という感じで、あらゆる USB 機器の接続が大安定。

特に、Google Pixel 7 Pro のファイル取り込みは爆速になって、スマホで撮影した縦型動画のワークフローが劇的に改善しました。

あと、ずっと気になっていた「じゃじゃ馬」であるところの「GoPro HERO 11」+「メディアモジュール」の USB 接続ですが、こちらもバッチリ安定。

ただし、GoPro の USB 接続は実効転送速度がさほど速くないため、実質的な価値はあまりないかな、という印象。超高速タイプの SD カードリーダーから取り込んだほうが圧倒的に速いですしね。

気になるのは、Pixel 7 / Pixel 7 Pro も GoPro HERO 11 も USB 3.1 Gen2(10Gbps)対応のはずなのに、USB のデータリンクが USB 3.1 Gen1 相当になっていたこと。

なんか、まだ罠が潜んでいる気がしますが、とりあえずこのフェーズではここまでにしておく。

ということで、たいてい GoPro がちゃんと繋がらなかったり充電できなかったりしたせいで、色々とこねくり回している感じの最近ですが、お陰で色々と設備更新できているので良かったことにしよう。うん。

Hatena Pocket Line

コメントを記入