USBのデータ転送速度とロゴ名・表記などの対応表(USB4・USB3.2 Gen2・High Speed・Super Speed)

 2023年4月6日

PC・スマホ・タブレットの充電・データ転送に、今や必要不可欠となった USB(Universal Serial Bus)。

USB 1.0、USB 2.0、USB 3.0、そして USB4 Version 2.0 と、時代とともに進化を遂げてきた USB ですが、規格名とマーケティング名などが入り乱れていることから、一般的な呼称とデータ転送速度との関係性が分かりにくくなってきているのも確か。

ということで今回は、かつての「Hi-Speed」「Full Speed」から、最近の「Gen2」「Gen2x2」「USB 40Gbps」「Super Speed Plus」などの様々な USB の規格・呼称・ロゴ名などとデータ転送速度の関係性を、一覧表の形でまとめておきます。

データ転送速度規格・
モード名
(※1)
ロゴ名・
別名・
マーケティング名など
1.5MbpsUSB 1.0
USB 1.1
Low Speed
12MbpsUSB 1.0
USB 1.1
Full Speed
480MbpsUSB 2.0High Speed
Hi-Speed
5GbpsUSB 3.0
USB 3.1 Gen1
USB 3.2 Gen1
USB 3.2 Gen1x1
Super Speed
USB 5Gbps
10GbpsUSB 3.1 Gen2
USB 3.2 Gen1×2
USB 3.2 Gen2
USB 3.2 Gen2×1
USB4 Gen2×1
Super Speed Plus
USB 10Gbps
20GbpsUSB 3.2 Gen2x2
USB4 Gen2×2
USB4 Gen3×1
Super Speed Plus
USB 20Gbps
40GbpsUSB4
USB4 Gen3×2
USB 40Gbps
80Gbps
(120Gbps ※2)
USB4 Version 2.0USB 80Gbps

※1 太字は代表的なもの
※2 非対称構成時の最速値

以下、多少、補足しておきます。

USB 3.1 ~ USB4 では、Gen1・Gen2・Gen3 と世代が進むごとに1レーン当たりの速度が増速され、さらに、USB 3.2 以降ではレーン数が「x2」になると倍速となります。

そのため、例えば同じ 10Gbps でも、Gen1 x 2レーンの「USB 3.2 Gen1x2」と、Gen2 x 1レーンの「USB 3.2 Gen2×1」とがあるなど、消費者視点では分かりづらい部分があります。

2023年春時点の市場では、USB 3.1 / 3.2 のケーブルに「Gen2」と表記されていれば 10Gbps 対応品、「Gen2x2」と表記されていれば 20Gbps 対応品というケースが多いようです。

今後は、2022年秋に USB-IF(USB Implementers Forum)が打ち出した方針により、「USB 10Gbps」などの分かりやすいマーケティング名・表記に移行するものと思われますが、過去の経緯を表にまとめておきました。

参考資料:

Hatena Pocket Line

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