ホール花椒(ホワジャオ)を擦るミルはカルディの「スパイスアップ」がオススメ
中華料理や四川料理に欠かせないスパイスの1つである「花椒(ホワジャオ)」。
ピンと来ない人でも、「シビ辛」ブームの「シビ」の部分だよ、とか、四川式麻婆豆腐のあの味、と言えば伝わる程度には、今や日本でも市民権を得た感のある本格中華スパイスですが、この「花椒」。常備しようと思うと、「味・手間・保存性」のバランス取りがなかなか大変だったりします。
というのも「花椒」は基本的に擦りたてが美味しく、「ホール花椒を買って、都度、すり鉢で擦る」のが理想なのです。
確かに、手間をかければ、あのシビレる風味は立つものの、都度では面倒な上に量も調整しづらい。たいてい、擦りすぎて余るか、足らないかのどちらかになりがち。
ということで、まとめて擦って保存しておいたり、粉タイプの「花椒粉」も試してみるわけですが、粉だと風味が落ちやすく、半分も使わないうちにダメになってしまうのが欠点。
そんな事情もあり、我が家ではしばらくの間、コショウで有名な「GABAN」ブランドの「グルメミル 四川赤山椒入」を愛用していた時期がありまして、
これはこれで、擦り立てだから風味は良いし、細挽きなので香りも立つものの、
いかんせん、出が悪い!量が少ない!擦れない!で、イライラする!
そんなこんなで、会う人会う人に「花椒をいい感じでドバドバ擦れる良いミルは無いものか」と相談を持ちかけたところ、とある天才氏から即答でオススメされたのがこちらのミル。
そう、一時期流行ったカルディの「スパイスアップ 麻辣ペッパー(ミル付き)」です。
このくらいの超粗挽きってことで、まぁ、花椒マニアのうち8割くらいは(最初は)絶対に納得いかないと思うのですが、
使ってみるうちに、あら不思議。タイムパフォーマンスと風味のバランスが及第点に思えてしまう、かなり不思議なアイテムとなっております。
外装のシールを頑張って剥がせば透明にもなる。(剥がすのに苦労した記憶はありますが)
多分、この「麻辣ペッパー」自体に、もともと「花椒」が多少入ってるから、良く擦れるんだよね。きっと。
注意点は、ミル部分を水洗いしないこと。水が隙間に入り込んでなかなか乾かない部分があります。
あと、リフィルの花椒は、GABAN の「四川赤山椒ホール」がオススメ。種抜き済みで時短だし、味も満足。
そりゃあクオリティを求めるなら、都度、すり鉢で擦るのが一番とは思いますが、忙しい時の面倒さ、タイパと品質のバランスを考えれば、この「麻辣ペッパー」のミルは、本当にいい感じの現実解。
「麻辣ペッパー」自体はカルディ系の「オーバーシーズ」という会社の商品ですが、カルディ専売品でもなさそうですので、他店でも見かけたら試してみると良いかもです。
今や、Cookdo(クックドゥ)にまで四川式麻婆豆腐がラインナップされている時代ですし、ご家庭で手軽に花椒を使いたい!という方は、この情報も参考がてら、ご自分に合ったミルを探してみてください。