X(旧Twitter)アカウントが凍結→凍結解除された話(凍結の回避を禁止するルールに違反)

 2023年9月19日

新オーナーであるイーロン・マスク氏による API 料金体系の変更が連携先サービスに大打撃を与えたり、各種仕様変更がユーザーに不安を与えるなど、このところ混乱が続いている Twitter。

とはいえ Twitter には依然として(質はともかく)数の優位性があり、各 WEB 媒体ニュースの Twittersphere における注目度を測る指標にはなることから、私にしては珍しく良く見ている SNS というかソーシャルブックマーク「はてなブックマーク」からの連携先としては継続利用しているわけですが、先日、その Twitter アカウントが突然凍結されてしまいました

諸事情(理由はこの記事のどこかに書いていますが)により私のソーシャルグラフは別の場所へ移行済みのため、実質的な害はほとんどないものの、Twitter DM でしか繋がっていない方も多少はおみえであることから、凍結解除を目指して Twitter 社へ異議申し立てを行ったので、その経緯を雑めに記録しておきます。

Twitterアカウントが凍結されるとどうなる?

Twitter アカウントが凍結されたことに気づいたのは、プロフィールのフォロー・フォロワー数がゼロになっていたからでした。

そしてアカウント凍結時は、以下の操作ができない「読み取り専用モード」となっていました。

  • 新規ツイート
  • リツイート
  • いいね
  • プロフィールの編集

この状態では他ユーザーからはプロフィールすら見えないため、閲覧者に情報を伝える術は一切ない状態となってしまいます。

身に覚えのない「凍結の回避を禁止するルールに違反しています」

最近の Twitter は、アカウントの凍結理由をメールで知らせてくれます。

私の場合、「凍結の回避を禁止するルールに違反しています」との理由で凍結されたとのこと。

ですが、まったく身に覚えがありません。

抵触したとされるルールは、以下のとおり明文化されてはいるわけですが、

これは Chat-GPT(GPT-4)に要約させると、

  • 永久凍結を回避することは許されていない。重大な違反により永久凍結されたアカウントを所有する人物や組織が、新たに作成した別のアカウントで活動を続けることは禁止。
  • Twitter の凍結、実施措置、またはアンチスパム対策を回避する行為は禁止。これには、新規アカウントの作成や既存アカウントの再利用などが含まれる。
  • アカウントを、本来とは異なる目的で使用することで凍結を回避することは許されない。また、永久凍結された他の人物に自分のアカウントを運用させることも禁止。
  • 凍結されたアカウントを模倣することは許されない。ただし、凍結アカウントの代わりにならないパロディ、ニュースフィード、コメント、ファンのアカウントなどは、定められた要件を満たす場合、この規制から除外される。
  • 違反に対する処罰は、違反の種類、重大さ、アカウントの過去の違反履歴に基づく。違反の結果として永久凍結された場合でも、新規アカウントを作成するのではなく、異議申し立てを行い、Twitterから提供された解除条件を満たすことを推奨。
※ https://help.twitter.com/ja/rules-and-policies/ban-evasion を Chat-GPT(GPT-4)にて要約の上、整形。

という内容。

そもそも1度も凍結されたことがない私のアカウントでは該当しようのない項目ばかりであり、この時点で「誤判定の可能性が高い」との確信を持ちました。

ただ、別件であればいくつか思い当たる節はあるにはあり、

  1. ツイートに含まれるリンクが全て「はてな」の短縮 URL となっていたため、他サイトへの誘導を目的とするアカウントと判断された可能性はある
  2. 凍結の3日前、プロフィールにリンクアグリゲーションサービス「LinkTree」のリンクを追加した
    → これも他サイトへの誘導を目的とするアカウントと判断された可能性
  3. 私や私の身の回りの人間を対象に、長年、特定集団から悪質な嫌がらせ・加害行為を受け続けているため、その一環の可能性(集団通報による嫌がらせ)

という感じ。

※ 凍結3日前、Twitter プロフィールに追加したリンクアグリゲーションサービス「Linktree」のページ。

一方でツイート内容に関しては恐らくは「問題ない」と推測。というのも、主な連携元である「はてなブックマーク」の Twitter 連携機能がこの少し前まで停止していたことからツイート数も少なく、また、ツイート内容も中庸なものであったため、凍結される謂れはない、との確信があったのです。

ということで、「異議申し立て」のリンク先の入力フォームから、

先の心当たりがあった3要素に触れる格好で再審査を申請したところ、メールアドレス確認のための返信要求メールが来て、

このメールに返信したら2営業日以内くらいで凍結は解除。全ての機能が元通り使えるように戻りました。

凍結解除にあたっては、Twitter 社からの通知は特段なし。

とりあえず、Twitter DM でしか連絡していない人との繋がりが保てて良かったです。

そして心配された Twitter プロフィール欄から「LinkTree」へのリンクですが、凍結解除後もそのまま残しているものの、今のところ再凍結はない状況。

記憶があいまいですが、確か2023年春ごろ、英語圏でこの手のリンクアグリゲーションをプロフィール欄に載せていたら凍結された、との報告が話題に登っていたように思いますが、少なくとも現時点では、この件だけで1発アウト、という状況では無いようです。

サブ垢作ったほうが良きかも

アカウントを凍結された後、新たに別の Twitter アカウントを作成した場合、先の「凍結回避」と見做されて即凍結されてしまうのが通常ですが、凍結される以前に作成済みの別の既存アカウントに関してはお咎めがないケースがほとんどのようです。

だから Twitter を根城としている方々は、予め別アカウント、いわゆる「サブ垢」を作っておくわけですね。

私は極度の面倒くさがりであるため、Twitter であれ何であれ複数アカウント運用などという面倒は徹底的に避けたいわけですが、緊急時に切り替えるアカウント、という位なら許容範囲かもなので、どこかで重い腰を上げて作っておいた方が良いかな、とは感じるところです。

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