ウルトラライトチェアをコンパクトに折りたたむ方法(その3:斜め折り法)【ポンコタン・ヘリノックス】
うまく折りたたまないと収納袋に入らなかったり、入ってもパンパンになってしまいがちな「ウルトラライトチェア」をコンパクトに折りたたむ方法の紹介。
3本目のこの記事では、「斜め折り法」を紹介しておきます。
- その1.「マンガ肉法」で折りたたむ
- その2.「ベスト法」で折りたたむ
- その3.「斜め折り法」で折りたたむ(※この記事)
ポンコタンやヘリノックスのチェアワンなどを折りたたむ際に参考になると思います。
どの折りたたみ方にも共通の注意点
前提条件として、まずはどの折りたたみ方にも共通の注意点を以下のリンク先で確認してください。
それでは本題に入ります。
「斜め折り法」で折りたたむ方法
「斜め折り法」は、まとめたフレームの「くびれ」部分に嵩張る布地を入れ込む方法です。とあるチェアの工場出荷時の状態にヒントを得た方法でもあります。
コツが必要なため忙しい撤収時には向かないかもですが、気付きを得られる折りたたみ方ですので、興味のある方は挑戦してみると面白いと思います。
まず座面の生地を広げたら、(※ 写真は右が座面、左が背です)
背割り方向に半分に折りたたみます。
左上から斜め45度に折ります。このとき「パイプ受け」が中央あたりに来るようにします。
左の「パイプ受け」にまとめたアルミフレームの「くびれ」を当てて、
そのまま巻いていきます。
コンパクトながらフレーム部分が露出しない巻き方です。
収納するとこんな感じ。
ファスナーを閉めたところ。意外とコンパクトです。
「斜め折り法」の利点・欠点は以下のとおり。
<利点>
- 両端のフレーム部分を布で巻くため、硬い部分の露出が少ない
- 上手にできれば形もそこそこ綺麗でコンパクト
<欠点>
- まとめたアルミフレームに「くびれ」が無いとコンパクトにならない
- 難易度が高い。慣れないとサイズ・形が安定しない
→ 形がいびつになりがち
→ 机でないと作業しずらい感 - 機種との相性がある
生地を斜めに折る斬新さが特徴で、さらに発展させる余地もありそうに思います。
余談
インドア派の管理人ですが、意外にもウルトラライトチェア歴は長く、初めて購入したのは2017年頃。当時はまだ「チェアリング」という言葉も耳にしなかった時代ではありますが、以来「フレームを曲げては買い替える」を繰り返し今日に至る、という程度にはヘビーユーザーだったりします。
防犯上、人が羨む高価なものを他人の手が届く場所にピラピラと放置しておく趣味はないため、遍歴のほとんどはパチノックスではありましたが、先日買い換えたパチは荷重が掛かるフレームだけ太くなっていたり、また、生地もカチオン織物にアップグレードされていたりと大きく改善、あまつさえ「類似品にご注意ください」との警告まで書かれているのを見るに、怪しいニセモノ止まりだった時代からのあまりの豹変ぶりに大変驚かされた次第です。
話が逸れました。
ということで、徒歩・自転車での移動時などバックパック容量がタイトな場合や、自宅での収納スペースにお困りの方は、この機会にご自分の機種・環境に合った折りたたみ方を研究してみると良いかもしれません。