ソニー、4K120p対応のAPS-Cミラーレス一眼カメラ「α6700」を発表
2023年7月13日
ソニーは2023年7月12日、APS-Cミラーレス一眼カメラ「α6700」を発表しました。
発売日は2023年7月28日。予約販売開始は 7月18日午前10時より。
店頭予想価格はボディ単体の「ILCE-6700」が218,900円前後、光学7.5倍の標準ズームレンズ E 18-135mm F3.5-5.6 OSS(SEL18135)がセットになった高倍率ズームレンズキット「ILCE-6700M」が262,900円前後。(いずれもオープン価格)
α6700 の主な特徴・スペックは以下の通り。
- APS-C 裏面照射型 Exmor R CMOS センサー
- 有効最大約2600万画素(静止画時)
- BIONZ XR搭載
- 静止画時、最大759点の像面位相差AF
- 動画時、ファストハイブリッドAFシステム
(最大495点の像面位相差検出AFとコントラスト検出AFを併用) - AIプロセシングユニットによるリアルタイム認識AF
※ 動物・乗り物・昆虫などの被写体を認識可能
※ 人物の瞳の認識精度がα6600比で約60%向上 - 6Kオーバーサンプリングによる4K動画の記録に対応
- 4K120p 動画のカメラ内記録に対応(クロップ率約38%)
- 動画撮影時、ユーザーLUTをピクチャープロファイルとして使用できる「PPLUT」機能
- S-Cinetone 対応
- イメージセンサーシフト方式の5軸ボディ内手ブレ補正(5.0段相当)
- 動画撮影時アクティブモード対応(手ブレ補正)
- 静止画記録方式は、RAW、JPEGのほか、HEIFにも対応。カラーサンプリングは 4:2:2、4:2:0 から選択可
- 広色域な BT.2100 対応の「HLG静止画モード」
- メカシャッターは最大1/4000秒、電子シャッターは最大1/8000秒
- USB-PD 対応 USB Type-C ポート搭載
(SuperSpeed 5G bps・USB3.2準拠) - 2.4GHz / 5GHz 帯 Wi-Fi 対応(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)
- マイクロ HDMI ポート
- デジタルオーディオインターフェース対応マルチインターフェースシュー
- マイク端子・ヘッドホン端子は 3.5mm ステレオミニジャック
- 有線LAN非対応
- レンズ補正機能は周辺光量、倍率色収差、歪曲収差に加え、動画撮影時のブリージング補正にも対応
- 動画撮影時、Catalyst Browse / Prepare / Pluginでの補正に使えるメタデータも記録。
手ぶれ補正、カメラの回転情報、ムービーマーク、ブリージング補正データに加え、Embed LUT により撮影時 LUT を引き継いだカラーグレーディングも可能 - タイムラプス動画のカメラ本体内生成に対応。ビデオライト連携も可
- メモリーカードは UHS-II 対応 SDカードスロット x 1
- 対応バッテリーはZバッテリー(NP-FZ100)
- 重量は約493g(バッテリー・メモリーカード含む)
静止画の HEIF 4:2:2 対応や、タイムラプス動画のカメラ内生成、Embed LUT メタデータ対応など、制作ワークフローの省力化につながる機能が多数搭載されており、APS-C のサイズ感にこだわりつつも生産性向上が期待できる機種として注目されそうです。
また、ようやく APS-C 機の α シリーズでも 4K60p 以上の動画撮影が可能となった点や、「α7R V」で採用された AI によるリアルタイム認識AFが APS-C 機に搭載されたという点でも、価値ある製品と言えるでしょう。
久しぶりのソニー渾身の APS-C 機ということで、欲しくなってしまいそうです。
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