片付けが面倒でロボット掃除機を使わなくなった人向けの工夫3選(ルンバなど)
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「床を片付けるのが面倒で、ロボット掃除機を使わなくなっちゃった」
という人向けに我が家のノウハウを紹介しておきます。
最近のインテリジェントなロボット掃除機(「DEEBOT X2 OMNI」「ルンバ j7」など)でなく、コスパ重視で型落ち・ミドルクラスモデルのロボット掃除機をお使い方向けの情報です。
「床の片付けが面倒→ルンバを使わない」問題を緩和する3つの知恵
障害物を検知・回避できる最近のインテリジェントなロボット掃除機なら、清掃前の「床の片付け」はかなり省けるようになりました。
しかし、その機能がないミドルクラス以下の機種では、ケーブルや小物などの障害物をある程度片付けないと、最悪、途中でエラーが出て清掃が停止してしまうハメに。
せっかくロボット掃除機を買ったのに「床の片付けが面倒」で使わなくなってしまうのは大変もったいない。
というわけで、今回はそういった問題を緩和するべく我が家で実践している3つの工夫を紹介しておきます。
「片付けなくてOKなモード」を登録しておく
家の中が散らかりがちなズボラさんに、まず最初にオススメしたいのが、
- 「片付けなくても良いか、片付けが簡単なエリアだけ掃除するモード」
をアプリに登録しておく、という方法です。
これは具体的には、
- 「気合いで全部屋の床を片付けてからルンバを掛けるモード」
- 「ほとんど片付けなくても良いエリアだけルンバを掛けるモード」
の2つを作る前提で部屋割り・エリアを作っておき、アプリにショートカットとして登録しておくのです。
例えば、我が家ではもともとキッチンマット・敷物は劣化しないようルンバをかける前に片付けていましたが、
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忙しいときはキッチンマットを片付けずなくて済むよう、マット・カーペット部分を部屋として指定して、
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マット・カーペットを清掃しないパターンのショートカットをアプリに作っておく、
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という工夫をしているわけです。
このお陰で、忙しい日はマット・カーペットを片付けずにルンバをスタートできますし、また、床が散らかっていても障害物はとりあえずマット・カーペットの上に避難させるオプションが生まれます。
障害物だけでなく、自分たちもカーペットに避難できますし、「カーペットの上なら散らかっていても問題ない」と伝えておけば家族の協力も得られやすくなるのも利点。
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(※ 我が家では週1回程度、マット類はどのみち全て洗濯しています。カーペットも手動清掃の方が傷まず綺麗になるのでルンバには任せていません。)
この工夫を実現するにはロボット掃除機やアプリ側に、少なくとも、
- 部屋を認識できる機能
- アプリから部屋割を変更できる機能
- 指定した複数部屋だけをまとめて清掃できる機能
が必要です。これは iRobot 社の製品で言えば、ルンバ i7 / s9 はあたりの機種が該当します。(j7 ならこんな面倒なことはあまりしなさそうな……)
ただし、「iRobot Home アプリ」で複雑な形状の部屋を指定するのはなかなか面倒。進入禁止エリアのように簡単に設定ができるようになると良いなぁ、とは思うところですが……
アプリで「汚れやすいエリア」のショートカットを作っておく
ある程度の広さがある家だと、「ゴミ・汚れが発生しやすい部屋」はある程度決まっています。
我が家の場合、洗濯やドライヤーなどでホコリ・髪の毛が落ちる洗面台周りやランドリールームがゴミの主な発生源でした。
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そこで、洗面台・ランドリールームと隣接する廊下だけを清掃するショートカットを作っておき、頻繁にルンバを走らせることで、ゴミ・汚れが家全体に広がるのを未然に防ぎ、フロア全体の清掃頻度を下げる、という戦略を取っています。
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(※ ランドリールームを綺麗にしておけば、洗濯機から洗濯物を落としても髪の毛が付かない、という恩恵もあります。)
ご家庭によっては、ダイニング周りやソファの裏手など、ゴミの発生源は他にもあるかと思いますが、そういう場所だけでも簡単にルンバを掛けられるようにしておけば、家全体を綺麗に保ちやすくなる、というわけです。
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このように、ルンバの「iRobot Home アプリ」のショートカット機能は非常に活用のしがいがあります。他機種でも似た機能があれば同様のことができると思うので、ぜひ、使いこなしてみてください。
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ダストボックスは毎回空にしなくても良い
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自動ゴミ収集ステーション無しの機種でも、実は、ダストボックスを毎回空にしなくてもよい場合がある、というのも、見逃しがちな「おサボりポイント」の1つ。
もちろん、ペットがいるご家庭なら毎回空にした方が良さそう等々、出るゴミの量・質次第で変わってくる所ですが、我が家の場合、ダストボックスは月に2~3回程度、暇なときや家のゴミ箱を浚える際にまとめて捨てており、負担感が大きく減少しました。
以前は清掃の都度、まめにダストボックスを空にしていたのですが、
- そもそもダストボックスのメンテ頻度を減らす
- できれば家じゅうのゴミ箱の中身を収集するときに合わせて、ダストボックスのゴミを捨てる
ことで、作業の負荷感を大幅に軽減しているわけです。
排気の汚染度合いなども考えるとダストボックスは都度、綺麗にした方が良い気もしますが、我が家ではルンバ動作時には必ず窓開け換気をしているのでこういう運用にしている、という事情もあります。
(もっとも、自動ゴミ収集ステーションも結局は紙パック式なので多かれ少なかれ空気の汚染はあるでしょうから、ロボット掃除機での換気ポリシーは各ご家庭ごとにかなり変わってはきそうですが)
ということで、知っていた人からすれば今さらな内容かもですが、知らなかった方は1つでも気付きがあれば幸いです。
個人的にはある程度吸引力があるロボット掃除機なら、すでに手で掃除機を掛けるよりも綺麗に仕上がると考えているのである程度の手間は仕方ない部分もあると割り切っているのですが、人間、楽できるところは楽したいものですしね。