【Google Analytics】Universal Analyticsのデータ処理・収集がついに終了
日本時間の2023年8月11日ごろ、Google が長らく提供してきたアクセス計測ツール「Google Analytics」の Universal Analytics(以下、UA)における新規データの処理・収集が停止された模様です。
2023年7月1日以降、段階的に廃止予定とされていた UA ですが、それから1ヶ月以上もの間、少なくともページビューの処理は継続されている状況でした。
が、14日現在、手元の環境で確認したところ、リアルタイムレポートを含む新規データの収集・計測が全く行われていない状態となっており、世界中からも同様の報告がここ数日で上がっている状況です。
2005年に Google が Urchin を買収してリリースされた Google Analytics ですが、その後、バージョンアップを繰り返し、Universal Analytics がリリースされたのは2012年のこと。
そこから10年以上の長きに渡って提供されたきたサービスということで、アプリ・WEB 運営をされていた方には感慨深いものがありそうです。
後継サービスは2020年10月に正式リリースされた GA4(Google Analytics 4)。事前アナウンスにより1年以上の移行期間が用意されていたため、ほとんどのユーザーは移行済みかと思われますが、まだの場合は急いで移行する必要があります。
また、2024年7月1日以降は Google Analytics の UA のプロパティ・ビュー・API などにアクセスできなくなるため、必要なら過去データのエクスポートや API 利用システムの改修も要検討。
さらに GA4 ではユーザー単位・イベント単位のデータの保持期間が最大14ヶ月と短いため、有料版や BigQuery などへのエクスポートなどの対策が必要となるケースもあるでしょう。
今回の UA の新規データ処理停止により、UA 関連のタグ・スニペットの配信は不要となりますので、Google タグマネージャーでの UA 関連のタグ配信停止、あるいは gtag.js スニペットの配信停止なども実施した方がよいでしょう。
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