SwitchBotスマートロックの電池がなくなりそうになるとどうなるのか(エラーと挙動)
後付けカンタン。電源不要で玄関扉などの鍵を IoT 化できる SwitchBot のスマートロックですが、バッテリーが切れそうになるとどうなるのか、実際に体験した挙動を記録に残しておきます。
バッテリー切れ時の細かな挙動が心配で、なかなか導入に踏み切れない方の参考になれば幸いです。
(※ これは「SwitchBot スマートロック Pro」ではなく、「SwitchBot スマートロック」の話になります。)
バッテリー残量減→全力で通知を上げてくる
SwitchBot のスマートロックのバッテリー残量が減ってくると、以下のような方法で全力で通知を上げてくれるようになります。(2023年9月現在)
1.ロック本体で赤ランプ点灯&ブザーが鳴る
SwitchBot ロックのバッテリーが減少すると、まずはロック本体の LED が赤く点滅 → ブザーがビービーと鳴り響きます。
音量はほどほどですが音質は耳障り。初見でも「何かのエラーが出ているな?」と気が付くような挙動です。
ブザーは1回だけ鳴る様子。聞き逃すと2度目は鳴らないようです。(気のせいだったらごめんなさい)
後述のツインロック設定の場合、2つのロックのどちらが電池切れなのかをこのエラーで判断したいところですが、運用上、電池交換は両方セットでするのが良さそう。どちらでエラーが出たのかは、実質的に気にする必要はなさそうです。
(ウチの相方のような不感症の手に掛かると、ツインロックのどちらでエラーが出ていたのか、まったく覚えていない、などと言われたりもしますし。)
2.アプリ通知
次に気が付く警告は、SwitchBot アプリの通知でしょう。
スマートロックの電池が切れそうになると、
バッテリー残量が少なくなり、ロックを解除できません。早めに電池を交換して、外出の際には必ず鍵をお持ちください。
と、赤文字でエラーが表示され、アプリ上のバッテリー残量も赤色の空表示となります。
ツインロック設定時は、2つ表示されているバッテリーのうち左がメインロック、右がサブロックとなっていました。(我が家の環境では)
物理的な警告音や赤色 LED 点滅を見逃した場合や、スマホに詳しくない家族にバッテリー交換を依頼する際に、どちらのロックの電池が切れているのか若干分かりにくい場合があります。
基本的にはロックは2個同時に電池交換するのがオススメですが、どうしても片方だけ交換したい場合は参考にしてみてください。
3.SwitchBot のメール通知
また、SwitchBot からメールでもバッテリー警告が飛んできます。
家庭内メーリングリストを運用されている場合などは、メールでも気が付ける格好です。
メール内のリンクを開けば、SwitchBot の通販サイトから「CR123A 3V リチウム電池」を直接購入することもできて便利です。
4.Amazon Alexa のメール通知
Amazon Alexa 連携時はさらに Alexa からもメール通知が飛んできます。
Alexa からのメールでは、消費財低残量時の通知・自動注文機能である「スマートリオーダー」が提案されるのがポイント。
なお、Alexa からのメールは少し遅れて届きます。(6時間くらい遅れて届きました)
日立・シャープ製の洗濯機や、ブラザーのインクジェットプリンタ、ECOVACS のロボット掃除機などでおなじみの Amazon の「スマートリオーダー」ですが、なんと SwitchBot スマートロックも対応しているのですね。
5.Amazon Alexa の通知
さらには Amazon Alexa 対応のスマートスピーカーにも通知が飛んできました。ここまでの騒ぎになれば、さすがに鈍感な方でもバッテリー交換する気になることでしょう。
※ Alexa 絡みの通知は環境・設定次第では飛んでこないケースがあります。
バッテリー交換後は要「再校正」
SwitchBot スマートロックのバッテリー交換後は、ロックの再校正が必要になります。
再校正はインターネット経由ではできません。ロック本体と Bluetooth 接続できる距離、というか必ず扉の前に立って再校正する必要があります。
Bluetooth 圏外からだと、下図のようなエラーが出て校正ができないのです。
校正作業自体は設置時と同じ。難しくありません。
ツインロック時は2台セットでの電池交換がオススメ
玄関扉や勝手口の扉など、1ドア2ロック(ツインロック・ダブルロック・デュアルロック)環境の場合、個人的には片方のロックが電池切れになった場合でも、両方の電池交換をオススメします。
というのも、ツインロックのうち片方だけ電池交換した場合でも校正作業が必要になり面倒なこと、また、意外とバッテリーが片減りしづらいと感じているからです。(使い方・環境にもよるかもですが)
電池交換しても恐らくは「手動解錠連動機能」などツインロック周りの設定は保全される設計とみられますが、「2台のうちどちらがバッテリー切れかを調べるためにツインロック設定を解除してしまって設定が飛ぶ」などのトラブルは考えられるため、やはりバッテリーは2台セットで交換したほうが運用がシンプルになるのではないかと。
ちなみに交換用の CR123A 電池はこちらを使っています。
大量通知でバッテリー交換忘れはまずない
SwitchBot スマートロックのバッテリー残量の警告か出てからも、引き続き解錠・施錠機能は利用できます。
ただし、この状態のまま放置すると締め出しのリスクがありますので、物理的な鍵は持って出るに越したことはありません。(バッテリーの電圧が低下すると、トルクが微妙に下がって物理的なトラブルにつながりやすくはなりそうな気がしますし)
とりあえず、これだけ大量の通知が出てくると、さすがにバッテリー交換したくなるのが普通。
知らない間にバッテリーが切れていた、という場面に遭遇するケースはかなり少ないのではないか、というのが我が家での正直な感想にはなります。
なにせ、あの大らかすぎて不感症の我が相方でも、スマートロックの異変には気が付いたのですから。