2023年10月7日

そう、Proならね。僕がGoogle Pixel 8でなくPixel 8 Proを選んだ理由

※ Google ストアより

2023年10月4日の Google のイベントで発表された Google Pixel 8 / 8 Pro。

Pro か無印か、どちらにしようか迷っている方向けに、私が Google Pixel 8 Pro を選んだ理由について、手短に書いておきます。

(※この記事は手元に製品が届いていない状態で書いているのでレビューという感じではありません。ただ、製品が届き次第、更新するかも。)

メモリ(RAM)容量12GBは捨てがたい

僕は Pixel 7 / Pixel 7 Pro を両方所有しており、どちらもメイン端末として使っていた時期がありますが、最も大きな使用感の違いは、アプリ起動・切り替えの速度だったように思います。

率直に言って Pixel 7 は、メモリーインテンシブなシーンでの実使用感が当時の最新機種としては劣る機種でした。この点については Pixel 7 Pro ですらお世辞にもフラッグシップクラスの速さとは言えず、ゴリゴリの 3D ゲームで場面転換の速さが重要なシーン(レイドボスをチャンネルを切り替えながら多数倒すシーンなど)では、今でもわざわざ Snapdragon 搭載機を使っている、というのが正直なところです。

確かに Pixel 7 はコンパクトにまとまった良端末でした。SNS や生活系アプリ、ブラウザ程度の用途ならさしたる不満もなく使えたように記憶しています。しかし、重めのアプリを立ち上げるとバックグラウンドアプリが落ちやすくタスク切り替え時にアプリが起動し直しになったり、また、SoC も Antutu ベンチのメモリースコアも Pixel 7 Pro とは同じはずなのに、アプリ単体の起動や重量系3Dゲームのシーン切り替えの速度が遅く、かなりイライラした記憶もあります。

今回の Pixel 8 / 8 Pro はどちらもメモリに LPDDR5X を採用しているということで、これならひょっとすると Pixel 8 でも快適かも?と思わなくはないものの、7 世代のときもスペック上では同種のメモリなのに Pro との実使用感の差が結構あったこと(どこぞで Pixel 7 Pro は LPDDR5X で Pixel 7 は LPDDR5 だったと読んだ気もしますが、今は公式発表ではどちらも LPDDR5)、そこが気のせいだとしても、今どきのヘビーユーザーには RAM 8GB は流石に辛い、ということで、今回は 12GB RAM の Pixel 8 Pro を選択したわけです。

パフォーマンスに関してはひょっとすると本体サイズの違いから放熱性能に差がある、といった要素も絡んで来るのかもしれず。特に Pixel 8 シリーズの Tensor G3 は Samsung の 4nm プロセスという情報がありますので、熱設計的に余裕がある筐体(≒大きい)を選んでおいた方が良さそう、という読みもあります。

兎にも角にも Android はケチるとメモリ周りが貧弱。SoC は同じでもメモリ周りでパフォーマンスに差が付く、というのは昔から割りとよくある話。パフォーマンス重視なら大人しく速いメモリが沢山乗ってる機種を選ぶべき、というのがセオリーにはなるかと思います。

もっとも、パフォーマンス重視ならそもそも Pixel を選ぶべきか、というのも正論。だけども、それでも私は Pixel を選んで買うんだ、と改めて Google Pixel の魅力にヤラれている事を再認識するのでした。

望遠レンズはProだけ。超広角の解像度も高い

次に大きいのは、Pixel 8 Pro には5倍の望遠レンズが搭載されている点。無印は光学望遠レンズが無いんですよね。

飯テロ程度なら(標準の)広角レンズ×デジタルズーム2倍とかでも十分ですが、最近では遠くの看板や飲食店の「オススメの黒板メニュー」の確認にも望遠レンズを頻繁に使うことから、まぁ、望遠レンズは外せない存在。

あと最近、超広角はミラーレス一眼でなくスマホで撮ってしまうケースが少なくないので、Pixel 8 Pro の超広角カメラの解像度が Pixel 8 より高い(12MP→48MP)のもポイントになりました。

ProはPixel Stand 2のワイヤレス充電が最大23W!

もはや Google Pixel ユーザー必携とも言える「Pixel Stand 2」ですが、Pro と無印ではこの「Pixel Stand 2」でのワイヤレス充電出力が25%くらい違ってきます。Pro の方が強い。

  • Pixel 8:最大18W
  • Pixel 8 Pro:最大23W

バッテリー容量の差(8 無印:4,575mAh → 8 Pro:5,050mAh)は10%くらいですから、これは充電速度に効くだろう、と考えたのも Pixel 8 Pro を購入した大きな理由の1つです。

Android 機はバッテリー容量が大きい上に Magsafe 非対応ということで、iPhone に比べてワイヤレス充電に時間が掛かるケースがほとんどとの認識ですが、Google Pixel シリーズは Pixel Stand 2 と組み合わせることでワイヤレス充電のストレスが激減するのがアドバンテージ。

少なくとも、Pixel Stand 2 があるデスクにいる日は USB 充電をほとんどしない感じです。

このくらいの超高速ワイヤレス充電が早く標準化されて、Pixel 以外の Android でも使えるようになると本当は良いんですけどね。

付与ストアクーポン、Proは2万円多い!

こちらは未注文ですが、恐らくたぶん Pixel Watch → Pixel Watch 2 に買い替えしそうなので、Pixel 8 シリーズ購入時に付与される Google ストアクーポンの金額も重要でした。

で、Pro は5万円、無印は3万円のストアクーポンが付与される。(期間限定かも)

Pixel 8 Pro の方が本体価格は 47,000円高いものの、付与されるクーポンが2万円多いから実質的な価格差は27,000円。この程度の価格差ならと Pro を選んだ、というのもあります。

Pixel 8 Proのフラットディスプレイ化は個人的には歓迎

7世代では Pixel 7 Pro のみ画面の端に丸みがついた「エッジディスプレイ」でしたが、8 Pro では平面の「フラットディスプレイ」に変更されました。

賛否が分かれそうな Pro の「フラットディスプレイ化」ですが、個人的にこれは歓迎したい。

というのも経験上、Pixel に限らず「エッジディスプレイ」機では以下のような不都合が多かったからです。

  • 保護ガラスフィルムとの相性・貼り方次第では、一部領域のタッチパネル感度が悪化してしまう場合がある
  • 両脇から強く挟み込むスマホホルダーを繰り返し使っていると、数年でタッチ感度が悪化することがある

ガラスフィルムは適切な製品をちゃんと貼れば問題ないのも事実ですが、発売当初は安価な製品の選択肢が乏しかったり、また、忙しいと適当に貼ってしまうこともあります。

僕の周りのキャリア購入組はショップの方に有料で貼ってもらう人が多い印象ですが、自分で貼る場合はフラットディスプレイの方がガラスフィルムの貼り付け難易度が下がるのは確か。Pro を買う不安が軽減される改善点と思います。

余談

ということで、珍しく久しぶりに機器購入の経緯なんかを書いてみました。

コロナ禍明けということもあり、オフラインイベントも徐々にではあるものの復活しつつある昨今。

先日、渋谷ストリームの Google で久しぶりのリアルイベントに参加してきたわけですが、後のウェイウェイとした懇親会で当サイトのことを認知いただいていた方から色々とお話を伺ったことがきっかけで、「たまには昔のように機器のレビューや賞味期限の短い記事も書いてみるかー」などと思い立った、というのは裏話。

しかしもうこれで何度世代が入れ替わるのを見たことか。そろそろインタビュー・ウィズ・ヴァンパイアのレスタトみたいな立ち位置になりそうだよ……

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