【WordPress】無料でAVIF変換できるプラグイン「Avif Express」が大幅アップデート(2024年6月)

 last update 2024年6月26日

2024年6月19日ごろ(現地時間)から少なくとも2回に渡り、WordPress 向けプラグイン「Avif Express」の重要なアップデートが配信されているので触れておきます。

「Avif Express」は、サイトの画像を高効率な次世代画像フォーマット「AVIF」へ自動変換できる WordPress 用プラグイン。

AVIF 形式はオープンでロイヤリティフリーな動画コーデック「AV1」の技術を使った画像フォーマット。「WebP」を超える高い圧縮効率と高画質とを両立しており、ライセンスやロイヤリティの問題に煩わされない形式として採用が広がっています。

メジャーなモダンブラウザが既に AVIF 対応していることや、WEB で安心して使える技術の互換性指標「Baseline 2024 Newly available」としてタグ付けされていることから、「WebP」の次の画像フォーマットと目されるこの「AVIF形式」。

WordPress 用プラグイン「Avif Express」は、ローカルサーバー上で画像をそんな AVIF 形式へ一括変換できるのが特徴ですが、今回の大型アップデートでは新たにクラウド変換に対応。これにより AVIF 非対応サーバーでも AVIF 形式への変換機能が利用可能となりました。

また、今回のアップデートでは他にも多数の機能が追加。これにより「Avif Express」の機能は、以下のとおりかなり充実したものとなりました。(※ Ver. 2024.06.20.01 時点)

  • アップロード時の画像自動変換
  • オン・ザ・フライでの画像自動変換【新】
  • 一括での画像変換
  • ローカルでの画像変換
  • クラウドでの画像変換【新】
  • AVIF 非対応ブラウザでの WebP 形式・オリジナル形式での画像配信【新】
  • サーバー側の AVIF・WebP 対応状況の確認【新】
  • ログ出力機能【新】

ローカル変換は引き続き無料のまま利用可能ですが、クラウド変換の利用には Rapid API での有料 API Key の購入が必要。

料金は 5,000 リクエスト/月の Basic プランが 5 USD、10,000リクエスト/月の Pro プランが 9 USD。いずれもハードリミットとなります。

今回のアップデート後も依然として使いこなしにスキルが必要なプラグインという印象は拭えず、手元の環境ではアップロード時の自動変換などが動きませんし、img タグも自力で変換処理を書いている状況ではありますが、個人的には便利に使っているプラグインなので、今後も継続開発して欲しいところ。

以前は AVIF 非対応サーバー上へプラグインをインストール → ローカル画像変換が動かない → 低評価を付けられる、という不当な評価を受けるケースが多かったように思うこのプラグインですが、今後は正当な評価が付くことを期待したいところです。

公式情報:

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