【iPhone 5】au・ソフトバンク「2年間の」料金比較まとめ

 2024年8月8日

 

Weight scale

au・ソフトバンクで iPhone 5 を 25ヶ月(約2年間)維持した場合の費用をまとめてみました。

※ この記事は、将来、状況の変化にあわせて更新する可能性があります。

※2012/12/5 auの男子割・女子割延長反映。ソフトバンク割引プログラムの大幅変更を反映。所感を最新化。

料金を「回線費用・本体価格・割引」に整理・比較

今回は、各社の料金を以下の3つに整理しました。

  • 純粋な「回線費用」
  • iPhone 5 本体価格
  • 割引サービス

ベースとなる「回線費用」に欲しい機種の「本体価格」を足し、自分が使える「割引サービス」を引いて、25ヶ月の費用を比べてください。

また、各社公式ソースへのリンクも貼ったので、特に「割引サービス」は、適用条件などをよくご確認ください。

ソフトバンク版「iPhone 5」の25ヶ月間費用

「回線料金」「本体価格」「割引サービス」から自分に合うものを選んで、太字の「総額」を足してください。

●回線料金

申込日が
2012年12月末まで
  申込日が
2013年1月以降
テザリング有りテザリング無し テザリング有り
ホワイト
プラン(i)
タイプX
にねん(i)
ホワイト
プラン(i)
タイプX
にねん(i)
ホワイト
プラン(i)
タイプX
にねん(i)
ホワイト
プラン(i)
980円 -980円980円
タイプX
にねん(i)※1
 -780円780円780円
S!ベーシック
パック
315円315円315円315円315円315円
パケットし放題フラット
for 4G LTE
5,460円5,460円5,460円5,460円5,460円5,460円
テザリング
オプション※2
0円
(2年間無料)
525円
ユニバーサル
サービス料
3円3円3円3円3円3円
月額料金6,758円6,558円6,758円6,558円7,283円7,083円
25ヶ月「総額」168,950円163,950円168,950円163,950円182,075円177,075円

※1「タイプXにねん(i)」はソフトバンク同士の無料通話無しプラン。割引の適用制限があるため、実質はホワイトプラン(i)のみと考えてよい。
※2 ソフトバンクのテザリングサービスは2012年12月15日開始予定。

●本体価格

16GB32GB64GB
一括価格51,360円61,680円72,000円
月月割(月額)-2,140円
月月割(24ヶ月)-51,360円
実質負担「総額」0円10,320円20,640円

●割引サービス

スマホタダ割スマホBB割
月額割引額-980円-1,480円
割引「総額」
(2年間)
-23,520円-35,520円
備考※MNP向け割引。申込期間~2013年1月31日。パケフラ+Sベ+ホワイトプラン必須。割引適用は要別途申込。詳細→公式HP。旧「のりかえ割」+「新iPhoneかえトクキャンペーン」の代わりか。※対象固定回線とのセット割。申込期間~2012年12月末まで。3年目以降455円引き。(選択したパケット定額サービスにより980円の場合あり)。詳細→公式HP

※「iPhoneかいかえ割」(-490円×12カ月)は公式サイトから削除されたため除外。

※「スマホ下取り割」は下取りのため割引サービスと見なさない。価格が中古市場相場を下回る場合があり、代金も一括支払されないため、利用の際は慎重に。

※「スマホファミリー割」(2013年1月31日申込まで)は、iPhone 5/4S/4Gスマホ(1回線目)へ機種変時、旧機種(iPhone4/4S)を2回線目として追加契約すると、2回線目の「パケットし放題フラット」が月額2,980円になる割引。2回線目の基本使用料は無料(2年間)ですが、別途S!ベーシックパック(315円/月)が必要。同一名義での2回線iPhone維持で、中途解約違約金ありの2年契約である事や、1回線目からの値引きではない事、月々割有りの新機種追加購入の方がお得感がある事、露骨な契約数稼ぎの面がある事など、総合判断の結果、当サイトでは割引サービスと見なしません。

ソフトバンクの料金と割引サービス詳細は、以下から確認できます。

au版「iPhone 5」の25ヶ月間費用

「回線料金」「本体価格」「割引サービス」から自分に合うものを選んで、太字の「総額」を足してください。

●回線料金

申込日
2012/12/31
まで
申込日
2013/1/1以降
テザリング有りテザリング無しテザリング有り
LTEプラン980円980円980円
LTE NET315円315円315円
LTEフラット5,460円5,985円5,985円
テザリング
オプション
0円525円
ユニバーサル
サービス料
3円3円3円
月額料金6,758円7,283円7,808円
25ヶ月「総額」168,950円182,075円195,200円

●本体価格

au の iPhone 5 本体価格は、新規・MNP/機種変・買増しで変わります。

<新規・MNP の本体価格>

16GB32GB64GB
一括価格61,680円72,000円82,320円
毎月割(月額)-2,570円
毎月割(24ヶ月)-61,680円
実質負担「総額」0円10,320円20,640円

<機種変・買増し の本体価格>

16GB32GB64GB
一括価格61,680円72,000円82,320円
毎月割(月額)-2,180円
毎月割(24ヶ月)-52,320円
実質負担「総額」9,360円19,680円30,000円

●割引サービス

男子割・女子割auスマートバリュー
月額割引額-980円-1,480円
割引「総額」(2年間)-23,520円-35,520円
備考※MNPのみ適用。2012/12/31まで。詳細→公式HP※固定回線セット割。詳細→公式HP

auの料金と割引サービス詳細は、以下から確認できます。

その他の費用

●「新規契約」の手数料

  • 新規契約事務手数料:3,150円

●「MNP」の手数料・中途解約金

  • MNP転出手数料:2,100円
  • 新規契約事務手数料:3,150円
  • MNP 転出元の中途解約金:9,975円(場合により金額は変動。これは典型的な2年縛りの違約金。更新月の解約なら0円。)

●「機種変更」の手数料

  • 契約変更手数料(SB):3,150円
    (※ SoftBank 4G LTE非対応機種からの契約変更の場合。ただし、2012年11月以降に「ホワイトプラン」「標準プラン」に加入した場合、加入7ヶ月目以降の契約変更は無料。)
  • 機種変更手数料(au):3,150円
    (※ CDMA 1X WIN→LTEの場合)

総評

iPhone に愛着がある人を狙う「したたか」なソフトバンク。MNPは再び優遇路線へ

ソフトバンクの iPhone 5 向け料金体系・割引サービスの特徴は、

  • 今のところ「パケットし放題フラット for 4G LTE」優遇価格の申込期限が設定されていない
  • スマホBB割
  • 既存ユーザやその家族の追加回線獲得への野心

の3点と思います。

特に、目先の2年だけ安く使うなら「スマホBB割」は強力で、光回線よりADSLを選択するようなコスト重視派なら、家計全体の通信費をかなり削れそうです。(「auスマートバリュー」と違って3年目以降の割引額が激減する点は要注意)

来年以降申込分も「パケット定額 for 4G LTE」の価格が据え置かれる点や、機種変更時に適用される割引プログラムがある点も au に無い利点と言えます。

2年待たずに新機種に乗り換えるような iPhone 好きなら、本体価格が au より安い事も大きいかもしれません。

他社に遅れを取りましたが、公式テザリングも2012年12月15日開始予定なので、モバイルルータが不要になるならその分おトクと言えるでしょう。

今回の記事では思うところがあって表から外してありますが、2012年冬の割引サービスはいろいろ要注意です。

記事中では月額980円の値引きを選択しましたが、2年契約を満了する前提なら iPad mini が実質無料で買える「スマホタダ割」や、既存の iPhone 4/4Sユーザー・その家族からパケット定額サービス契約の追加獲得を目論む各種割引プログラムは、支払総額が増えるため要注意です。

セット販売によるお得感の演出と言って良いと思いますが、不要なものは買わない方がお得という事で、当記事では割引扱いとしていません。表向き、割引プログラムの皮を被っているのでなかなかお上手と思います。

全体的には、iPhone 好きや既存ユーザへの配慮をしているように見えつつも、段階的に 3G時代以上の ARPU を目指そうという巧妙な料金プランで、悪党が惚れ惚れするような…いやなんでもありません(笑)

また、契約にあたっては回線品質も無視できないポイントでしょう。

ソフトバンクと言えば電波が悪い。というのは、なかば伝統のようにもなっていますが、実は iPhone 5 で使える周波数・方式のLTEエリアだけで言うなら、ソフトバンクの LTE エリアは au に比べてかなり広く(2012年12月時点)、LTE を楽しみたいならソフトバンクを選択する。という判断はアリだと思います。

儲かるところとそうでない所とで投資にメリハリのある会社さんなので、僻地でのエリア品質の悪さは相変わらずですが、東名阪以外に行く機会が無いなら、au の逆で Android 向けの LTE エリアがほとんど無く、iPhone に特化した LTE エリア整備をしているソフトバンクは魅力かもしれません。

iPhone本体の中古相場はソフトバンク版の方が高い?

将来、中古で iPhone を売ろうと考えている人には、SoftBank版 iPhone の方が au 版より中古買取価格が高い、というのも気になる話です。

将来の中古相場は分かりませんが、回線品質はそこそこでいいから、端末をお値打ちに買いたい。という人にはソフトバンク版 iPhone の方がトータルで安いケースもあるかもしれません。

固定回線セット割は大きいが、MNP割の対象申込み期間が短い au

au で魅力なのは、固定回線とのセット割「auスマートバリュー」の割引額が大きく、申込受付期間に制限が設定されていない点でしょう。

対象の固定回線を持っているなら、家族で丸ごと au にすると結構な額の節約になると思います。

ソフトバンクと違い、「auスマートバリュー」は3年目以降の値引き額の減額幅が少ない事も有利な点と思います。

また、発売当初からテザリングに対応する点もアドバンテージと言えるかもしれません。

2012年12月15日にはソフトバンクもテザリングを開始するので au だけの話しではありませんが、モバイルルータが1回線不要になる場合はその分も節約として計算に入れて良いでしょう。

残念なのは、au の MNP 向け割引サービス「女子割・男子割」や LTE フラット優待価格の申込み対象期間が短い点です。これが終了すると、ソフトバンクに比べて結構高くなってしまいます。

ただし、これまで何度も期限迎えては延長しては、を繰り返してきた、いつ終了するか分からないソフトバンクの「スマホBB割」と違い、「auスマートバリュー」は申込期限が無いので、2013年以降はこの割引サービスの動向しだいで、料金面での優劣が決まる事になりそうです。

回線面で言えば、au 版 iPhone 5 では 3G が3波拾えるようになった事が大きいと思います。これまで1波でしたから、LTE が拾えないエリアでの使用感は結構改善されそうです。

その一方、au の LTE エリアは、iPhone 5 で拾えない800MHz帯を中心に整備されており、特に地方ではほとんど LTE を拾わない。という悲痛な叫びも聞こえてきます。

優良誤認を招くエリアマップが公開されている事も騒ぎの背景にあるようなので、au さんは iPhone 5 向けの LTE エリアマップを地図の形で早期に公表された方が良いのではないか、と思います。

免責

このページの情報は常に最新、かつ正しいものであるとは保証されません。契約にあたっては各位の責任において料金・割引サービスをご確認いただけますよう、お願い致します。

検索用キーワード:維持費用, 支払い総額, 維持コスト

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この記事へのコメント(1件)

  1. mtakeya-blog says:

    11年前

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