AMDの「APU新製品」に関するブロガー勉強会に行ってきました(1)
そろそろ自宅の自作PCも新しくしなきゃ。とかとか思うところがあって応募したAMDの「APU新製品」に関するブロガー勉強会に、運良く当選したので行ってきたよー。というお話。
え?ウチってブログなの?とかの疑問もそのままに、地方からはるばるの上京です。
勉強会の場所は、新宿にある日本AMDオフィス。
実は、終了予定時刻には終電が無くてですね、プレゼントのマザーボード+APUをいただいても往復交通費と宿泊費で赤字になるのは分かってたんですが、でも、最近の CPU や自作PC系の情報収集もしたいし、新しいものも好きだし。という事で、参加してきました。
※2012/10/2 次記事へのリンク追記
ウチは軽めの記事が多いサイトなので、まぁ割とそういう感じで書かせてもらいます。
情報解禁日までは新APUに関する内容は秘密。という事なので、今回はそれ以外の部分とか勉強会の感想がメインです。
一部ではもうそれっぽい情報が出てる気がしなくもなかったり、10月2日に何か出るみたいな話もあるようですが、そこは、私にはよく分かりませんですねー。
で、「APU」って何なの?
APU ってのは、AMD が出してる CPU と GPU(グラフィック)を統合した製品の略称だそうです。誤解を恐れずに言えば、
- APU = CPU + GPU
という感じ。計算も出来て、絵も描ける。こりゃよろしいですね。という事みたい。
この手の製品のお陰で、Windows Vista / 7 の Aero が外付けグラボ無しでも使いモノになるよー。という側面もあるようです。
そんな昨今なので、最近は CPU の速さだけじゃなく、PC の操作感にかかわる「CPU内蔵グラフィック」の性能も注目されてるみたいです。(ビデオカードを挿す人には関係薄いかもだけど)
ただ、グラフィックって話になると、内蔵 GPU と外部 GPU の両方を使ってパフォーマンスアップする「AMD Radeon™ Dual Graphics」ってのもあって、僕みたく「ファンレスGPU派で普段は軽い作業ばっかりだけど、たまにゲームをやる時はある程度の性能が欲しい」みたいな人にはこういうのは気になるわけですが、その話しはまた今度。
とりあえず、APU の前提知識はそんなところ。
というところで、「APU 新製品」勉強会の様子とか感想を書いていきます。
勉強会の様子とか
最近はSSD換装やグラボ買い替えばっかりで、ゼロから自作PCを組む機会が無く、話についていけるか心配だったんですが、Twitter で日頃お世話になっていて、コラム・PC・ガジェット系記事でご活躍(炎上?)されている「Amazonの悪魔」の中の人、みやび氏と同行させていただく事になり、内心ホッとしつつ新宿に到着。
勉強会は19時30分開始だったのですが、みやび氏とは夕方から新宿のルノアールでうっかり話し込んでしまい、気がついたら2人とも夜ご飯を食べそこねたまま会場入りorz。
当然、座席は後ろの方。
到着すると、既にみなさん勉強会の開始を待っておられました。
机の上には軽食とか、AMDオリジナルストラップとかノート、ボールペンと、表紙に「APUがこれからのアプリの姿を変える!」とデカく書かれた「週刊アスキーPR版」が。
あとは当日の資料と、大人の事情が書かれた書類。
写真の「ぼかし」はその絡みですね(笑)
とりあえず、夕飯を食べそこねた我々には軽食の中身が気になります…。
Twitter のハッシュタグ #AMD勉強会 を追っていた知り合いに教えてもらったんですが、宅配サンドイッチ・ハンバーガーの「ベイス」さんのものらしく。
サンドイッチなのにボリューミーで大満足。これのお陰で夜飯の件は忘れる事ができました。
美味しかったので、宅配エリアの方は食べてみたらいいと思います。
勉強会の内容
さて、肝心の勉強会の内容は大きく分けて3つでした。
- 新APUについて
- APUの省電力機能について
- 「AMDのGPGPUとヘテロジニアスコンピューティング」の歴史
勉強会の内容のうち、新APUについては情報解禁日まで喋れません。
ただ、ワットパフォーマンスとかアイドル時消費電力が気になる僕としては、色々興味深い話しがありましてモニョモニョ。
あとは、気になった所を差し障りの無い範囲で挙げていきますね。
ノートPC向け開発プラットフォームがお披露目
多分普通ではお目にかかれないノートPC向け開発プラットフォームがお披露目されました。
開発の現場ではこういうのを使ってるんですねぇ。
不要時の外部 GPU の消費電力を限りなくゼロに抑える「Switchable Graphics」
外部GPU搭載ノートPC向けの技術ですが、普段は外部 GPU だけでなく、なんとバスまで OFF にして消費電力を劇的に抑えつつ、必要になれば外部 GPU のハイパフォーマンスを得られるという「AMD Switchable Graphic Technology」の紹介も気になりました。
以前はバスまではOFFには出来なかったんだけど、これがOFFにできるようになった。というお話。
具体的な製品の話が出たわけではないですが、普段は Ultrabook 的なバッテリの持ちを実現しつつ、必要な時には電力と引換えにパフォーマンスを得られる。みたいな製品につながるとかなんとか。
これ、ゲームをやらない時の消費電力を抑えたい僕としては、デスクトップでも動くといいなぁ。と思い、質疑応答でみやび氏に代わりに聞いて頂いたんですが、どうもデスクトップ向けマザーボードでこの機能が使えるものは無いんじゃないか。というお話。
必要な時は AMD Radeon™ Dual Graphics である程度のパフォーマンスを出させて、要らない時は外部GPUだけOFF。みたく、縦横無尽に好き放題できるようになるのは、少なくともデスクトップだともう少し先になるのかなぁ。とも思ったり。
続きは次の記事へ
勉強会で気になった事とか感想は他にもありまして、少し長くなりそうなので、続きは次の記事に書くことにします。
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