Kindle Fire HD,Paperwhiteの仕様を表にまとめてみた。日本でも予約開始
米Amazon は24日、電子書籍リーダー「Kindle」の新型4機種を日本国内でも予約開始しました。
という事で、さっそく Kindle 各機種の価格・仕様をまとめます。
※この記事は一部更新する可能性があります。
※2013/9/4 Paperwhite の見出し修正
※2012/10/25 仕様比較と分かるタイトルに修正。時間が取れたので文章ブラッシュアップ
Kindle Fire/Paperwhite の発表概要
仕様の表の前に、まずは今回の発表の概要から。
今回、国内で予約が始まったのは以下の4機種です。
- Kindle Fire HD(16GB : 15,800円 / 32GB 19,800円)
- Kindle Fire(12,800円)
- Kindle Paperwhite 3G(12,980円)
- Kindle Paperwhite(8,480円)
米国で発表済みの 8.9”版の Kindle Fire HD は、国内では 4G版・Wi-Fi版ともに発表されませんでした。
このため、国内で3G接続に対応しているのは、Kindle Paperwhite 3G だけ、となります。
Kindle Paperwhite 3G の3G回線は「回線契約不要・月額無料」ですが、米国版と異なり日本国内のみでの利用となるそうです。
また、国内であっても、コミックなどの大容量ファイルは3G回線ではダウンロード不可、など、利用制限があるので注意が必要です。
とは言っても、箱から出してすぐに使える点や、いちいちテザリングしなくてもよい点、そして月額費用無料というのはなかなか魅力的なのではないか、とは思います。
Kindle シリーズに関する Amazon 公式ページは以下。
Kindle Fire シリーズの仕様比較
Kindle Fire シリーズ各機種の仕様を表にしてみました。
(Kindle Fire と Kindle Paperwhite シリーズは別製品なので、分けて扱います。)
●Kindle Fire / Kindle Fire HD 仕様比較表
Kindle Fire HD | Kindle Fire | |
画面サイズ | 7インチ | 7インチ |
スクリーン | HD LCD | LCD |
解像度 | 1280x800 | 1024x600 |
マルチタッチ | 10点マルチタッチ | 2点マルチタッチ |
プロセッサ | Dual-core OMAP 4460 (1.2GHz) | Dual-core OMAP 4430 (1.2GHz) |
回線 | デュアルバンド デュアルアンテナWi-Fi接続 (5GHz / 2.4GHz) | Wi-Fi |
WEB | クラウド加速型ブラウザ Amazon Silk | |
内蔵ストレージ | 16GB(使用可能領域12.6GB) or 32GB(使用可能領域26.9GB) Amazonのコンテンツについては無料のクラウド・ストレージあり | 8GB(使用可能領域約5.5GB) Amazonのコンテンツについては無料のクラウド・ストレージあり |
カメラ | フロントHDカメラ | なし |
外部入出力 | MicroUSB, MicroHDMI, 3.5mmステレオジャック | 不明 |
Bluetooth | 対応 | 不明(非対応だったような) |
バッテリ持続時間 | 連続11時間 | 連続8.5時間 |
充電時間 | Kindle PowerFast充電器で4時間。 PCのUSBで約10時間。 | Kindle PowerFast充電器で約3時間。 PCのUSBで約11時間30分。 |
サイズ(mm) | 193 x 137 x 103 | 189 x 120 x 115 |
重さ | 395グラム | 400グラム |
発売日 | 2012年12月19日 | 2012年12月19日 |
価格 | 15,800円(16GB) 19,800円(32GB) | 12,800円 |
Kindle Paperwhite シリーズの仕様比較
●Kindle Paperwhite / Kindle Paperwhite 3G 仕様比較表
Kindle Paperwhite 3G | Kindle Paperwhite | |
画面サイズ | 6インチ | |
スクリーン | Paperwhite、内蔵型ライト | |
解像度 | 212PPI(推定1024x768px) | |
マルチタッチ | 2点マルチタッチ | |
プロセッサ | 不明 | |
回線(3G) | HSDPA(3G) EDGE/GPRS(フォールバック) | なし |
回線(Wi-Fi) | 802.11b/g/n WEP,WPA,WPA2 | |
WEB | ブラウザ(体験版) | |
内蔵ストレージ | 2GB (使用可能領域約1.25GB) Amazonのコンテンツは全て無料でクラウドに保存可 | |
対応ファイルフォーマット | Kindle(AZW3)、TXT、PDF、保護されていないMOBI、PRCに対応。 HTML、DOC、DOCX、JPEG、GIF、PNG、BMPは変換して対応 | |
カメラ | なし | |
バッテリ持続時間 | 約8週間 (フロントライト明るさ設定10、無線なしで1日30分使用の場合) | |
充電時間 | 約4時間 (PCのUSBから給電の場合) | |
サイズ(mm) | 169 x 117 x 9.1 | |
重さ | 222グラム | 213グラム |
発売日 | 2012年11月19日 | 2012年11月19日 |
価格 | 12,980円 | 8,480円 |
所感
海外では9月に発表・発売されていた Kindle Fire / HD, Paperwhite ですが、国内出版社との間で取り沙汰された契約絡みの紆余曲折を経て、ようやく日本でも正式に陽の目を見る事になります。
国内でのスマートフォン普及も一段落し、次の主戦場と目されるタブレット市場ですが、Nexus 7 の発売、iPad mini の発表に続く今回の Kindle 発表でようやく役者が出揃います。
個人的には7インチタブレットをもう持っているので、電子ペーパー端末なら追加で欲しいかなぁ。とは思っており、Kindle Paperwhite の入手を目論んでいたり…
気になる Kindle Paperwhite の使い勝手ですが、実は海外版が完全日本語対応しているので、輸入して書かれたレビューも結構見かけるんですよね。欲しい方は参考にすると良いかもしれません。
ちなみに、Kindle Fire HD の Android OS はカスタマイズがかなり入っているらしいので、個人的には Nexus 7 とか10月末に発表されるアレとかの方が好みだったりはしますが、でも、Kindle Fire HD のお値段はなかなかの魅力と思います。
国内でも Kindle Fire HD がかなり売れる。という話になると、アプリ開発者の方は持っておかないとマズい。という状態になりそうです。