Android版Gmailが大幅アップデート。ピンチアウトでの拡大や画面幅フィット表示に対応
以前から噂されていた Android版Gmail の大型アップデートが公開されています。
今回のアップデートでは、横に長いメールを画面幅に合わせて表示する機能や、ピンチイン・ピンチアウトでの縮小・拡大への対応など、待望の新機能が追加されました。
Android 版 Gmail でよく挙げられていた不満点の解消。という事で、歓迎されるアップデートとなりそうです。
なお、新機能の多くは Android 4.0 以降が必須のため、旧来からの Android 2.3 ユーザーには若干残念感もあります。
そして、Google さんのフォローというわけではありませんが、記事後半では、当サイトの統計から Android 4.0 の普及状況にも軽く言及します。
アプリのアップデートはいつもどおりGoogle Playから。
メールを画面幅に合わせて表示する機能は要設定
「横に長いメールを初期状態で画面幅に合わせて表示し、ピンチイン・ピンチアウトでメールを縮小・拡大する機能」を有効にするには、次の設定が必要です。
Gmailアプリの「設定」→「全般設定」→「メッセージの自動サイズ調整」にチェック
スレッドリストのスワイプ時の挙動の設定
「全般設定」→「スレッドリストのスワイプ」時の動作も設定できます。
Gmail のアーカイブ機能を活用する人はデフォルトのままで良さそうですが、そうでない場合や邪魔に感じる場合は設定を変える事もできるようです。
更新内容一覧
今回のアップデートの新機能・更新情報をまとめます。
<Android 4.0以上 >
- 画面に合わせたメッセージの自動調整とメッセージのズーム
- スワイプによるメッセージのアーカイブまたは削除
- Gmail 内からの写真や動画の添付
- 大きなサイズの写真プレビューと写真添付ファイルのギャラリー表示
- バグの修正とパフォーマンスの改善
<Android 2.2以上>
- サードパーティのアプリ デベロッパー向けの新しい Labels API
- パフォーマンスの改善
Android 4.0以上は急速に普及中
当サイトは Android 系記事の人気が高い事もあり、特に傾向が出やすいのだとは思いますが、当サイトのトラフィックを解析すると、実は Android 端末の2/3が、すでに Android 4.0 以上、という状況です。
この「2/3」というのは直近一ヶ月の統計ですが、統計期間を直近9日にすると軽く7割を超え、まさに破竹の勢いで増加している状況と言えます。
一見すると、過去バージョンの無情な切り捨て、と取られかねない今回の Gmail アプリのアップデートですが、その内容は「使い込んでいる人向け」にも見えますし、先に挙げた ICS / JB の普及状況を見るに、あまり問題視されない気がします。