超大容量モバイルバッテリ「cheero Power Plus 2」レビュー。スマホとタブレットを同時に高速充電
無骨だけどコンセント並に頼れるあのアイツ、がオサレに、そして使いやすくなって帰ってきた!
超大容量、超高出力のモバイルバッテリ「cheero Power Plus 2 10400mAh」のレビューです。
これだけ使えてこの値段はスゴいよねー。と、予想外の好評を博した伝説の「cheero Power Plus 10000mAh」の後継。という事のようですが、前モデルの不満点を解消した好感の持てるモデル。という事で、今回もまた新たな伝説の始まりを予感させる性能・出来となっています。
※この記事は長期使用の後に修正・追記する可能性があります。 まずは基本性能ですが、「論より証拠」。 (※クリックで拡大。ひと目盛り1時間。左がNexus 7。右がGalaxy Note) Nexus 7(左:4,325mAh)と Galaxy Note(右:2,500mAh)を同時充電でこのスピードですから、相変わらずたまげたバッテリです。(※USBケーブルは最近愛用のコチラを充電モードで使用。) 10,400mAhの超大容量と、1A+2.1A=3.1Aの超高出力がなせる力技と言えるでしょう。 パッケージにも、iPhone を5回フル充電できる。とか、iPad が高速充電可能、と威勢の良い言葉が並びます。 バッテリ容量が大きい Android だとフル充電回数は3~4回になりそうですが。 最近のドコモの Android スマホに良くある1.8A(純正ACアダプタ04)相当の急速充電は未確認ですが、2.1A出力側だったらいけそうな予感も…。 今回のモデルチェンジで一番大きいのが外観の変化。 こういう言い方をしてはナンですが、堂々たる中華バッテリぶりを誇った前モデルとは雲泥の差と言えるコジャレ風味があり、超大容量モバイルバッテリを持ち歩くことで漏れ出るガジェット廃人感を多少は和らげてくれるホッとするデザインになりました。 前モデル同様、入力(充電)は microUSB。出力はUSBのA端子です。 旧モデル(下図)では、スマホやタブレット等への充電完了後、電源スイッチを手動でOFFにする必要がありましたが、今回は充電完了後、ケーブルを抜くと自動的に電源が切れるとの事です。(説明書に記載) ちなみに手元の環境では、充電完了後、ケーブルを抜かなくても自動で充電が止まってくれた(冒頭のグラフ参照)ので、環境によってこの辺の動きは変わるのかもしれません。 いずれにせよ、旧モデルで必要だった充電後の電源OFF。という「ひと手間」が不要になったことで、外出先の隙間時間での充電が、より便利になったと感じます。 新機能として、今回から LED ライトが搭載されました。電源ボタン2回押しで点灯/消灯。暗闇にいる「くまモン」も発見できて便利です。 cheero はその大容量ぶりからか、なんとなーく非常時に備えている気分になるので、こういうギミックは悪くないかもしれません。 重さは、旧製品が実測256g、新製品が仕様上290g→実測295g。 旧モデルより、やや重くなりました。 LEDライトの搭載や、外装が金属製になった事、また、充放電時の動きをインテリジェント化するための回路が追加された事が関係しているのでしょうか。 最初はバッテリ容量の増加による重量増かとも思ったのですが、容量・出力は前モデルとほとんど変わらないか、わずかに落ちる程度のようです。 この部分については賛否がありそうですが、正直、荒削りでバッテリの塊(かたまり)そのものなんじゃないか。と思えた前モデルに比べて、かなり安心して使えるようになった感触があり、前モデルに比べた、容量・重さ・このバッテリへの充電時間などの性能差は、「安心代」と思っておけば良い気がします。 多少薄くなりましたが、サイズはあまり変わりません。 購入後しばらくして気が付いたのですが、付属のUSBケーブルとの組み合わせだと Android の充電が遅かったです。(付属のUSBケーブルでPCに接続すると「ACモード」ではなく「USBモード」で認識しました。) 機種によって違うかもしれませんが、充電速度が遅い場合は、別途「充電モードに対応したケーブル」を用意すると良いでしょう。 Android の充電モード用ケーブルについては次の記事をどうぞ。 このほか、前モデルとの違いや、気になった点はこんな感じ。 一時は2,000円台前半という驚異的な安さだった前モデルに比べると、価格面でのインパクトはほどほどですが、地道な改良を重ね、「ただ安いだけ。」という風ではなくなった感があり、この価格でこの容量でこの性能でこの品質っすか。という意味で、大変面白い立ち位置の製品と思います。 一方で、前モデルと単純比較するとわずかに性能が落ちる部分もあるようなので、そこを品質代・安心代と捉えられるか。という部分はありそうです。 個人的には、前モデルとの差異は実用上ほとんど問題にならない気がしており、圧倒的な大容量はそのままに、ネックだった外観と荒削りさを地道に改善してきたモデルということで好感を持っています。 一泊二日の旅行くらいなら危なげなくこなせるモバイルバッテリという事で、不慮のバッテリ消費や、バッテリが空の状態で出かけなければならない時、また、友達のスマホも一緒に充電してあげたい時など、ここぞという時に、「あー、このバッテリにしておいて良かった」と心から思える製品と思います。
※2013/2/8 旧モデルの充電開始方法についてコメントで指摘いただいたので修正。恐縮です。
※2013/2/1 付属ケーブルの注意点を後半に追記脅威の充電力!タブレットとスマホを「同時に」高速充電!
持ち歩ける見た目になった!
大きく改良された操作性
LEDライトを新搭載
実測によると重量は少し重く
サイズはあまり変わらず
付属のUSBケーブルは充電速度が遅い?
その他、変わった点
(前モデルは大量の変換コネクタが付属していました。が、今はこれで十分でしょう。)
(なにかのキャンペーンだったんですかね。)
→1A ACアダプタで10~12時間(安心代?)
にっしー says:
11年前
説明に
「旧モデル(下図)では、スマホやタブレット等への給電開始時に電源スイッチON → 充電開始ボタンを押す必要がありましたが、 今回はサイドの電源ボタン(上図)を一回押すだけでOKになりました。」とありましたが、旧モデルでも電源スイッチONのみで充電が開始されますよ(^_^;
充電開始ボタンなどはありません。
ランプ横の丸いボタンはただバッテリーの残量を確認するためのボタンです。
ひろも(管理人) says:
11年前
ご指摘いただき大変ありがとうございます。
経験上、旧モデルは電源スイッチONのみで充電できる事は実は知っていたのですが、どういうわけか購入当初に何かを読んで勘違いしておりまして、正規の手順としては、あのボタンは押さないといけないものと勝手に勘違いしておりました。
お恥ずかしい限りです。記事は修正させていただきました。