100均で買える材料でKindle Paperwhiteのカバーを自作してみた

 2024年8月9日

KindlePaperwhiteCover_1_sh

Kindle Paperwhiteを買ったよ、わーい! (何か月も前に・・・)
でも裸で持ち歩くのは傷や割れが心配だし、そもそも可愛くない。
そして日本国内では気にいるようなカバーがなかなか見つからない・・・。
(Amazon.comあたりで売ってるこんなのなんて素敵なのに、国内ではまだ売ってないという残念さ・・・)

・・・ないなら作ってしまえ!(しかもできればお安く・・・)

というわけで、Paperwhiteのカバーを自作してみたよ、という記事です。

※2013/11/18 リンク更新。このカバーはKindle Paperwhite(2013)でも使用可能です。

材料の調達

なにはともあれ、材料です。

頭の中で必要なものを大体リストアップしたら、向かうは100円ショップ「セリア」。可愛いめの商品が豊富で、手芸材料もいろいろ揃っているので個人的にかなり重宝してます。
KindlePaperwhiteCover_3_sh

購入したものは・・・

  • 板目表紙 美濃版(要するに厚紙)
  • インド綿テーブルセンター
  • カットクロス
  • キルト芯(板状の綿みたいなもの、パッチワークなんかで使います)
  • リネンテープ(厚手のリボンみたいなもの)
  • マグネットプレート(ゴム磁石)
  • 合皮の留め具
  • チャーム

以上です。

いよいよ作成

さて、材料も揃ったので早速作成に取り掛かりますよ。

まずは、厚紙をKindle Paperwhiteよりやや大きいサイズに4枚切り取ります。これが表紙のベースになります。
KindlePaperwhiteCover_16_sh

 

次に、キルト芯も厚紙と同じ大きさに2枚切り取ります。 表紙に厚みを出して保護性能をアップさせようというのと、あと何より、ふっくらしてたほうが可愛いし!というのが使用目的です。
KindlePaperwhiteCover_15_sh

 

そして、表紙を覆う布。
外側用にはインド綿テーブルセンターを使用。縫い付けられているレースを活かします。こちらは厚紙よりさらに一回り(大体2~3cmぐらい)大きく2枚、あとは背の部分に使うパーツを細長く2枚切り取ります。

内側用にはカットクロスを。こちらも、厚紙より一回り大きく2枚切り取ります。
KindlePaperwhiteCover_13_sh

 

次は、厚紙と布を貼り合わせます。

外側になる方は、布-キルト芯-厚紙の順に重ねて、余った布を裏に折り返して両面テープで貼ります。

内側はキルト芯を入れないので、厚紙と布だけを貼り合わせます。こちらも2枚作りますが、片方には角の部分にマグネットプレートを張り付けておくのがポイント。これが、純正のカバー同様のオートスリープ機能(ふたを閉めると電源OFF/ふたを開けると電源ON)を組み込むための仕組みです。オートスリープ機能についての詳細は後述します。
KindlePaperwhiteCover_11_sh

 

背の部分の細長いパーツは両端を中表に縫って裏返し、縦に2本ステッチを入れました。
これを、先に作っておいた表紙(外側)に木工用ボンドで貼り付けます。
KindlePaperwhiteCover_8_sh

 

今回、Kindle Paperwhite本体をカバーに固定する方法にはこんな感じでリネンテープを使うことにします。というわけで、テープを適当な長さに切り、内側のうちマグネットプレートをつけていない方に貼り付けます。カバーをつけたままでも充電できるよう、コネクタを塞ぐ場所にならないように調整しました。
KindlePaperwhiteCover_10_sh

 

さて。いよいよ大詰め。表紙の外側と内側を貼り合わせます。木工用ボンドが乾くまで、洗濯ばさみで挟んだり古雑誌の束など平らなもので重しをして固定しておくといいです。(本当はもっとたくさんの洗濯ばさみで全体をきっちり挟んでおきました)
KindlePaperwhiteCover_9_sh

 

貼り合わせ完了。こんな感じ。
KindlePaperwhiteCover_7_sh

 

あとは留め具とチャームを表紙に縫い付けたら完成です。
KindlePaperwhiteCover_6_sh

作業時間はボンドの乾燥時間も含めて大体半日ぐらい。乾くまでの間にはおやつを食べつつ休憩していたので、あっという間です。

オートスリープ機能について

カバーの開閉で自動で電源をON/OFFできるオートスリープ機能を可能にしているのは、Kindle Paperwhiteに内蔵されている磁力センサーです。これが磁力を感知すると電源OFF、その磁力がなくなると電源ONという動作をします。下の写真の丸印のあたりにありますので、カバーを閉じたときにそこにあたる箇所に磁石を仕込んでやれば純正カバー同様のオートスリープ機能を組み込めます。
KindlePaperwhiteCover_22_sh

ただ、今回は仕込んだマグネットプレートの磁力が弱すぎたのか、時々これがうまく機能しないこともある、という結果に・・・。ここは今後の改善課題です。

適当でもわりとなんとかなる

今回は試作のつもりで結構適当に作りましたが、出来上がってしまえばわりとそれなりになったんじゃないでしょうか。
機能面でも(オートスリープの効きが悪い時があるとは言え)まぁ合格点かな、と自分では思っています。厚紙でも2枚重ねれば意外と堅牢ですし、ふかふかのキルト芯も多少は衝撃を吸収しそうなので、バッグにぽいっと放り込んでおいてもきっちりKindle Paperwhiteを保護してくれそうです。

買い出しから作成まで全部込みでかかる時間がおおよそ1日程度ということで、休日の楽しい工作プロジェクトとしてはちょうどいいボリュームなのではないかと思います。

・・・と、ここでふと気づくと、シンプルなデザインのものなら\1,000以下で買えちゃうKindle Paperwhiteのカバーも出てきてますね。こんなのとか。


i-Beans【全10色】kindle paperwhite用PUレザーケース シンプル、無地 グリーン PU leather Case for kindle paperwhite(4256-9)

作るのに材料費\1,000ぐらい+自分の手間賃がかかると考えると、正直、下手に自分で作るよりこういうのを買っちゃったほうが安上がりなのは確かです。

・・・ま、それでも自分で作ってしまうのが趣味の道というものなわけで。くやしくなんかないやい。

 

Hatena Pocket Line

コメントを記入